ときがわ町は都心から60㎞圏内にありながら、ヤマメが棲み、美しい星空を鑑賞できる自然豊かな町。多彩な温浴施設、関東最古と伝わる慈光寺など見どころも多い。近年、内装木質化+耐震化工事の「ときがわ方式」が注目を集める。
ドームくん
平成23年、公募により、町内の施設を象徴する10キャラのうちの1つとして誕生。堂平天文台「星と緑の創造センター」の妖精。夜空に輝く星や宇宙のことが大好き。
鉄道の場合はJR明覚駅が起点。車の場合は関越自動車道東松山IC、鶴ヶ島IC を利用。
国立天文台・堂平観測所をリニューアルした宿泊施設。満点の星空や関東一望の夜景は圧巻! 定期開催の星空観望会も人気を集めている。
静粛な森に抱かれるように立つ慈光寺は770 年創建。地域の信仰の中心としての存在感は大きく、今も年間を通じて多くの行事や法要が開催されている。
地産の材木を有効に使い、低コスト・短期間で、耐震化と内装木質化を実現できるときがわ方式が注目を集めている。校舎なら夏休みの40日間で施工が可能だ。
どうだいらてんもんだい
関越自動車道東松山ICから車で1時間
ときがわ町大野1853
ログハウス1万1500円(レギュラーシーズン ) + 施設利用料1200円(大人1人あたり)ほか
9時30分~17時30分(11~2月は9時30分~16時30分)
12月25日~2月末日
あり
ときがわ町の温泉は、日本でトップクラスの強アルカリ性で、無色透明でまろやかな肌ざわり。泉質はクレンジング効果に優れており、石鹸と同レベルのpH値だという。ゆっくりくつろげる好みの湯処を探してみよう!
❶本格的な和風旅館を思わせる昭和レトロな温泉銭湯玉川温泉の「昭の湯」/❷レトロなダイハツミゼットが置かれた玄関。写真撮影OK!
湯上り後も楽しい
しょうわれとろなおんせんせんとう たまがわおんせん
昭和レトロをコンセプトにした温泉施設で、入口にある昔ながらのオート三輪ミゼットが目印。館内に入ると昭和のポスターや調度品、懐かしい駄菓子やおもちゃがずらりと並び、まるでタイムトリップしたかのよう。泉質は地下1700m の秩父古生層から湧出するアルカリ性単純温泉で、内湯のほかに岩の露天風呂から里山の自然が堪能できる。そのほか無料の泥パックや柚子湯など季節限定のイベントも目白押し。館内の買い物スポット「玉川商店」には、昭和のお菓子、おもちゃなどが揃う。
❶浴場は家庭的な雰囲気。湯もみして入浴するとよいそう/❷入口はしっとりとした趣
pH値11.3 日本一のアルカリ性の温泉
ときがわおんせん ときがわ
pH値が11.3と国内で最も高いアルカリ性の泉質で、日本一のアルカリ性温泉として高校の化学の教科書でも紹介されたこともある。建物は小ぢんまりとした純和風の平屋造りで、一日4組限定の日帰り利用のみ。加水・循環・消毒なしの加温のみで源泉かけ流しにこだわっている。柚子をふんだんに使った地元食材の会席料理も人気。
関越自動車道東松山ICから車で40分
ときがわ町大野中力537
4時間貸切個室 会席プラン 1万3970円
11~15時、16〜20時(予約制)
月・火曜
6台
※中学生未満は利用不可
❶天井が高く、開放感がある浴場。ガラスの扉から緑が見えるところもうれしい/❷キャンプ場では手ぶらでバーベキューも
令和5年リニューアル! 多彩なアクティビティも
さとやまびれっじ しきさいかん
三波渓谷のすぐ近くにあり、キャンプ場を併設している。車で3分ほどの場所にある源泉「都幾の湯」を毎日ローリーで運び入れて提供。泉質はかすかに褐色がかったナトリウム-塩化物泉で、特有のなめらかな肌ざわりが堪能できる。令和5年に一部がリニューアルされ、足湯カフェやドッグランなども新設。なかでも精肉店直営の古民家レストラン「里山グリル」では希少部位など本格的な肉料理が楽しめる。入口はスタイリッシュな和風旅館を思わせる。
山道にひっそりと佇む無人給湯所。里山VILLAGE四季彩館にも使われている源泉を、セルフサービスでテイクアウトできる。源泉は20ℓで200円。浴槽の7割程度(200ℓ)のお湯に温泉水20ℓを入れるのが適量。泉質は塩分濃度が高いため、体の芯からポカポカと温まる。車ならポリタンクを持参して自宅で温泉気分を楽しもう。「里山VILLAGE 四季彩館」も近い。