東北地方を代表する景勝地の一つである緑豊かな渓流。バスと徒歩を組み合わせて、すべての名所を巡ることもハイライトだけを楽しむこともできる。レストランにも立ち寄り、自然に癒やされながらゆったりと過ごそう。
あしゅらのながれ
ポスターなどによく登場する奥入瀬渓流随一の景勝地。うっそうとした木々に囲まれた岩の間を、清流が幾重にも連なりながら流れる。
さみだれのながれ
奥入瀬渓流屈指の名所。点在する岩々が幾筋もの流れをつくり出していて多彩な表情を楽しめる。岩に根を張る苔にも注目。
くもいのたき
落差約25mで3段になって落下する。水量が豊富で岩が削りとられるのも速いため、渓流沿いの滝のなかでも奥まったところまで後退している。
しらいとのたき
落差30mほどで幅の狭い滝。奥入瀬渓流ではほかにも、雲井の滝や双竜ノ滝、九段の滝など、さまざまな姿形の滝を見られる。
ちょうしおおたき
奥入瀬渓流の本流唯一の滝。幅約20m、落差約7m。水量の多さから「ジャパニーズ・スモール・ナイアガラ」ともよばれる。
おいらせけいりゅう
十和田湖北岸の子ノ口から焼山まで約14㎞にわたって続く、国指定の特別名勝および天然記念物。滝が連続する上流域、激しい流れが続く中流域、ゆるやかな流れの下流域に分けられる。水の透明度が極めて高いことに加えて、希少な苔類が生い茂っているのも特徴。
※奥入瀬渓流エコロードフェスタを含む7日間はマイカー規制あり。シャトルバス(1日フリーパス1500円※予価)を利用
とわだこ
冬も凍らない神秘的なカルデラ湖。定番の遊覧船で湖上に出るのもおすすめ。
新緑が広がる5月下旬~6月上旬のほか、赤や黄に木々が色づく10月中旬~下旬の紅葉も見事。各シーズンは国道102号が渋滞になることもあるので注意しよう。
虫に刺されないように長袖・長ズボン、足元は歩きやすいスニーカーが基本。本格的なトレッキング装備は不要だが、春や秋は冷え込むので上着を持参しよう。天気の急変に備えて雨具も忘れずに。
奥入瀬渓流館を起点にして、子ノ口までの区間を往復するのが基本。巡り方は「バス+徒歩」「車+徒歩」「徒歩のみ」のいずれか。初心者は、歩く距離が短い「バス+徒歩」がおすすめだ。また、駐車場が少ないため、ハイシーズンの車利用は避けたほうが無難だ。
トイレは、起点の奥入瀬渓流館と子ノ口以外では石ヶ戸休憩所、黄瀬橋、玉簾の3カ所。休憩所は石ヶ戸休憩所のみだが、散策路の随所にベンチがある。
奥入瀬渓流館周辺とコース途中の石ヶ戸休憩所の飲食店で食事が可能。シーズン中は混雑することもあるので、散策前に食事を済ませておくのが無難。十和田湖に面する子ノ口にも食事処が数軒ある。
焼山
いしがまぴざ おるとらーな
県内の農家から直接仕入れた野菜を積極的に取り入れたピザが評判。4月下旬~11月中旬はビュッフェ形式で営業(1時間2580円)。画像は旬の野菜が4~5種類の っており食べごたえ十分の「オルトラーナ」 2200円。ビュッフェ時は7種類のピザや野菜料理が並ぶ。