
現存する日本三奇橋の一つである徳島県祖谷のかずら橋は、年間30万人以上が訪れる祖谷観光のメインスポット。スリル満点の吊橋を渡ろう!


いやのかずらばし
エメラルドグリーンの祖谷川が流れる渓谷に架けられた吊橋。渓谷美もさることながら、人が渡るたびに揺れる様子がスリリングで人気を集めている。ライトアップは毎日19時~21時30分。暗闇に浮かび上がるかずら橋が幻想的(夜の渡橋は禁止)。
徳島自動車道井川池田ICから車で1時間
三好市西祖谷山村善徳162-2
渡橋550円
4〜6月8〜18時(7・8月7時30分〜18時30分、9〜3月は8〜17時)
無休(3年に1度架け替えのため冬期休業あり)
かずら橋夢舞台駐車場利用350台(1回500円)
シラクチカズラ(別名サルナシ/写真)を編み込んで作られている原始的な橋。長さ45m、幅2m、水面からの高さは14m、重さは約6t。国指定重要有形民俗文化財に指定されている。

かずら橋はかつて7〜13本ほど存在し、祖谷の重要な交通施設だった。現存するのは祖谷のかずら橋と奥祖谷二重かずら橋のみ。3年に1回、約1カ月にわたり橋の架け替え作業が行われる。
橋の起源は諸説あり、弘法大師空海が村人のために作ったという説や、平家の落人が追手から逃れるため、切り落とせるように架けたともいわれている。


(写真上)春は藤の花が咲く。4月下旬から5月上旬に見頃を迎える
(写真下)あたり一面が真っ赤に染まる紅葉の見頃は11月上旬~中旬

びわのたき
その昔、祖谷に落ち延びた平家の落人たちが、滝の前に集まり京の都を偲び、琵琶を奏でたという伝説が名前の由来。落差40mを滑り落ちる水の帯はすがすがしく、つい見入ってしまう。平家の武将たちが愛したとされる美滝は必見。

徳島自動車道井川池田ICから車で1時間
三好市西祖谷山村善徳
周辺自由
周辺自由
周辺自由
かずら橋夢舞台駐車場利用350台(1回500円)
かずらばしゆめぶたい
祖谷の名物やみやげ物を数多く扱う大型ショップ。フードコーナーもあり、ランチにも最適。かずら橋に行くときはここに車を停めて徒歩で行く。(写真下)祖谷そばなど祖谷名物がズラリと並ぶ店内。


おくいやにじゅうかずらばし

長さ44 m の男橋と22mの女橋があり、夫婦橋ともよばれる。平家一族が剣山の「平家の馬場」に通うため設置したといわれている。