甲州のワインが一堂に会する「ぶどうの丘」は、勝沼のランドマーク的存在。飲み比べしながら、お気に入りのワインを探そう。
こうしゅうしかつぬま ぶどうのおか
ブドウ畑の小高い丘に立ち、地下にはぶどうの丘推奨の約180銘柄、約2万本のワインが並ぶ貯蔵庫をもつ。温泉や食事処、宿泊施設も備え、一日のんびり過ごせる。下の写真は眼下に広がる甲府盆地のブドウ畑。
タートヴァン2200円を購入すると、ワインカーヴのワイン全種類を時間制限なしで試飲できる。タートヴァンは持ち帰りOK。
2200円
9時~17時30分(最終受付17時)
不定休
高品質な甲州ワインが並ぶ地下のワインカーヴ
フランスで古くからワインの利き酒に用いられてきた容器、タートヴァン
まるき葡萄酒、
くらむぼんワイン、原茂ワイン、
ロリアンワイン白百合醸造、
シャトー勝沼、勝沼醸造
食事処では、ワインと一緒に料理を味わえる。優雅なレストランや開放的なバーベキューなど、シーンに合わせて選ぼう。
山梨のブランド肉を使用したハンバーグはやわらかくジューシー
てんぼうわいんれすとらん
勝沼ワインや甲州ワインビーフを使った洋食が味わえる。
11時30分~20時LO
不定休
牛ロースと豚ロース、野菜などが入る(写真は2人前)
ばーべきゅー
富士山溶岩石プレートで焼いた肉を、ワイン入りのタレで味わう。
11時~16時30分LO
不定休
ワインのほか、つまみにぴったりなブドウの菓子などを販売。ワインカーヴで気に入ったワインはこちらで購入可能。
8~20時
不定休
心地よい甘味とフレッシュな酸味が味わえる甲州市を代表する辛口タイプのワイン。中盤から後半にかけて、酸味をさらに感じられる
心地よい甘味と爽やかな酸味のバランスがきれいなハーモニーを奏でる。中盤から後半にかけて、塩味を伴ううま味も感じられるやや辛口のスパークリングワイン
さまざまなワインが集められた売店
うま味が凝縮した勝沼産シャインマスカットの干しブドウ
かつぬましんしゅわいんふぇあ
ぶどうの丘の敷地内で開催。甲州市内約10社のワイナリーの新酒ワインを試飲できる。ステーキなど、ワインに合う料理屋台も並ぶ。
1500円(ワイングラス付)
2024年は11月3日に開催。2025年の情報は甲州市の公式サイトで確認を。
こうしゅうしかつぬまぶどうのおか「てんくうのゆ」
ブドウ畑と南アルプスの景色を見渡せる露天風呂が名物。夜は甲府盆地の夜景も。アルカリ性単純温泉が豊富に湧き出している。 ※食後や飲酒後は、時間をおいてから入浴を
入浴760円
8~22時(最終受付21時)
不定休
ぶどうの丘駐車場利用※混雑時は入場制限あり
ぶどうのおかほてる
全客室に温泉が付いている。宿泊者は、併設の天空の湯を無料で利用可能。部屋は洋室と和室から選べる。宿泊すれば、ドライバーもワインを楽しめる。
1泊朝食付8590円~(レギュラー料金2名利用時)
不定休
15台
15時/10時
約100万本のワインを貯蔵。全国のワイナリーやワイン愛好者がワインを預けている(上)。鉄道遺産としても価値の高いレンガ積みのトンネル(下)
明治時代に建設された旧深沢トンネルを利用したワイン貯蔵庫。長さ1100mのトンネル内は、温度と湿度がワインの長期熟成に適している。
見学無料
9~16時
不定休
さまざまなワイングラスがズラリ
ぶどうこうぼう わいんぐらすかん
美しいワイングラスをはじめ、天然石やガラスを使ったアクセサリーなどを豊富に扱っている。館内には、カフェや体験工房もあり、一日中楽しめる。広々とした店内にワイングラスやガラス製品が並ぶ。
日本のワイン醸造のルーツを学べる資料館
みやこうえん
明治期のワイン醸造の様子がわかる写真など、貴重な資料を展示。施設名は、日本のワイン産業の立役者・宮崎光太郎が創業した醸造所と観光ブドウ園の総称。養蚕を行う民家をモダンな造りに改造し資料館として使用。
JR勝沼ぶどう郷駅から車で10分
甲州市勝沼町下岩崎1741
入館200円
9時~16時30分(最終入館16時)
火曜(祝日の関係で臨時休館あり、要確認)
ぶどうの国文化館駐車場ほか利用50台
ブドウを手にした薬師如来を安置
かしおざん だいぜんじ
行基(ぎょうき)が養老2年(718)創建。行基はブドウを法薬として広めたといわれ、本尊の薬師如来の手のひらにはブドウがのっている。本堂の薬師堂は山梨県内最古の建物で、国宝に指定されている。秘仏の薬師如来像は5年に一度、御開帳される。次回は2028年の予定。