奥入瀬渓流の源流にあたる十和田湖は、絶景を楽しめる遊覧船や魚料理など魅力がさまざま。湖畔のカフェや工芸ショップにも足を運んで、湖さんぽを満喫しよう。
とわだこ
奥入瀬川へと流れ出る十和田湖は周囲46kmあり、新緑や紅葉の名所として知られる。シンボルの乙女の像のほか、十和田ビジターセンターや湖畔遊歩道「乙女の湖道」なども訪れてみよう。
❶湖畔には砂利浜や整備された遊歩道が広がり、のんびりした雰囲気/❷切り立つようにそびえる断崖は、遊覧船からしか見られない/❸美しく澄んだ湖を遊覧船から眺めよう
とわだこゆうらんせん
休屋発着のコース「おぐら・中山半島めぐり航路」がおすすめ。1日6便で、所要時間は約50分。恵比須大黒島や甲島、鎧島など十和田湖のみどころを見てまわれる。
バス停十和田湖(休屋)から徒歩3分
十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
乗船1650円(普通席)
8~16時(季節により異なる、要問合せ)
11月上旬~4月下旬
休屋駐車場利用640台(1回500円、冬期無料)
グリーンシーズン(4月下旬〜11月上旬)
10m以上の透明度をもつ湖を、カナディアンカヌーで進むツアー。ツアーは約2時間。ガイドのサポートで初心者でも安心。
ウインターシーズン(1〜3月)
十和田湖の雪景色や野鳥観察を楽しめる約3時間のコース。奥入瀬渓流や蔦沼周辺のコースも。通常、冬期は入れない隠れ展望台へ。
バス停十和田湖(休屋)から徒歩2分
十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486 喫茶 憩い集合
1万1000円(ウェアレンタル別途、1名の場合は1万6500円)
9時30分~
期間中休業日あり
休屋駐車場利用640台(1日500円、冬期無料)
とわだこ がいどはうす かい
体を動かしながら大自然を満喫したい人へおすすめのツアーを開催。夏だけではなく、冬も安心して楽しめる。名所案内はもちろん、地理や歴史、生物なども詳しく解説してくれるのが魅力。
新鮮なヒメマスの切り身を使った定食。十和田神社でご祈祷したご飯とともに味わえる。わさびとしょうが2種類の薬味付き。※価格変更の可能性あり
おみやげとおしょくじ もりた
十和田湖のヒメマスは明治36年(1903)に養魚が成功して以来、特産品として親しまれている。塩焼や天ぷらで提供されるヒメマスだが、特に刺身が秀逸で、脂がのった身は甘みと独特の食感が魅力だ。
霊場恐山と並ぶ東北二大霊場として信仰を集めた
とわだじんじゃ
大同2年(807)に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が創建したと伝わる歴史ある神社で、日本武尊(やまとたけるのみこと)と湖の主である青龍大権現(せいりゅうだいごんげん)が祀られている。おより紙という和紙を使った占いが人気だ。
参拝の後、本殿の隣にある社務所でおより紙200円を購入
おより紙に願いを込めながら、こよりのようにねじっていく
湖面に落としてそのまま沈めば願いが叶うとされている
最愛の妻・智恵子がモデルといわれている
おとめのぞう
昭和28年(1953)に建てられたブロンズ像。詩人で彫刻家の高村光太郎(たかむらこうたろう)の最後の作品として知られる。そばには「十和田湖畔の裸像に与ふ」と題した光太郎の詩碑が。
バス停十和田湖(休屋)から徒歩15分
十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
見学自由
見学自由
見学自由
休屋駐車場利用640台(1日500円、冬期無料)
青森県産リンゴを使用した甘みと酸味のバランスが絶妙なパイ。ブレンドコーヒー460円と一緒に。
湖畔休屋の遊覧船発着場のすぐそばにある
きっさ いこい
遊覧船の発着場近くにあるレトロな喫茶店。大きな窓から湖を一望でき、軽食のほか自家製カレーライスなどの食事も楽しめる。遊覧船やバスの待ち時間にも便利。落ち着いたレトロな雰囲気の店内。 窓際の席からは十和田湖の絶景を望める。
こぎん刺しや津軽塗など工芸品が並ぶ
両面と持ち手に津軽こぎん刺しを施した存在感抜群のバッグ
ちょっとしたお出かけにぴったりな津軽こぎん刺しのトートバッグ
繊細な刺し模様とやわらかな色合いで年齢を問わず使い続けられる
店主 田中陽子さん
くらしのくらふと ゆずりは とわだこてん
東北地方の伝統的な手仕事を集めたセレクトショップ。作り手の思いが伝わる銘品のなかでも「津軽こぎん刺し」のアイテムが人気。奥入瀬渓流の近くに姉妹店もある。