宍道湖の真っ赤な夕日は「日本の夕陽百選」に選ばれるほど美しい。限られた時間だからこそ、自分の目的に合ったベストスポットへ出かけたい。王道から穴場スポットまでチェックして幻想的な時間を楽しもう!
春と秋は18~19時、夏は19時~19時30分、冬は17時ごろが日没の目安。観賞は日没の30分ほど前からがおすすめ。
空気の澄んだ秋や冬がおすすめ。最近は黄砂の影響でモヤがかかったようになることも。
夕日が見られるかどうか不安定な天気の日には、訪れる前に松江観光協会のWebサイト(www.kankou-matsue. jp/omoshiro/sunset/sunset_ information)をチェックしよう。気象条件などをもとに夕日の見え具合をパーセンテージで表示。1週間分の予想が出るので予定を立てるのに便利。
松江の王道夕日観賞スポット。季節によって太陽の沈む位置が変わるので袖師地蔵、嫁ヶ島、太陽をどのように入れて撮影するか事前にチェックしておきたい。
しんじこゆうひすぽっと(とるぱ)
袖師地蔵と嫁ヶ島の美しいシルエットを見ることができる夕景の名所。湖岸にはテラスや遊歩道を完備しており、夕暮れどきは多くの人が訪れる。湖岸の反対側には無料の駐車場が整備されている。
1階のロビーと2階の展望テラスから夕日を見ることができる。ロビーでは建物内から楽しめるので冬の時期はオススメ。展望テラスでは夕日に染まる松江の街も一望できる。
しまねけんりつびじゅつかん
水の都・松江の宍道湖畔に立ち、「水」をテーマにした作品を数多く所蔵する。絵画や版画、工芸作品などさまざまな作品を展示。全面ガラス張りのロビーは無料開放しており、宍道湖に沈む美しい夕日をゆっくり観賞できる。
松江市袖師町1-5
松江市営バス県立美術館からすぐ
入館無料、コレクション展観覧300円(企画展は別途)
10時~日没後30分(10~2月は~18時30分)
火曜(祝日の場合は翌日)
230台
日没の時間に合わせて運行するサンセットクルーズ。地上では撮ることができない、特別な写真を撮ることができるのがポイント。12~2月は冬期休業なので注意しよう。
しんじこかんこうゆうらんせんはくちょうごう
朝はしじみ漁(月・火・木・金曜)、夜は夕暮れと宍道湖を代表する2つの景色を見られるクルーズ船。サンセットクルーズは、日没に合わせてベストのタイミングで運航してくれる。運航時間は約1時間。
松江市東朝日町150-7
(白鳥観光)
JR松江駅から第1乗船場まで徒歩15分、第2乗船場まで徒歩5分
乗船1800円(第2乗船場から乗船する場合は要予約)
出航9時30分〜、1日6〜7便(最終便は夕日の時刻に合わせて出航)
荒天時、12〜2月
第1乗船場駐車場利用30台
沈む夕日を眺めながら公園を散歩
しらかたこうえん
宍道湖大橋の南側に約500mにわたって広がる緑地と遊歩道の公園。公園の中心に立つ、かつて灯台の役目を果たしていた大灯籠もみどころの一つ。ベンチもあり、夕暮れの散歩にぴったり。
オレンジ色に染まる街と湖面が美しい
しんじこおおはし
大橋川の河口に架かる道路橋。橋の上の歩道は広く整備され、ゆっくりと夕日を眺めることができる。展望スペースは2つあり、遮るものがない宍道湖の夕景は一見の価値あり。
夕日を浴びてひときわ映えるアートたち
きしこうえん
島根県立美術館に隣接し、多くのモニュメントが野外に展示されている。昼間と夕暮れどきで表情の違いが楽しめ、絶好の撮影スポットになっている。縁結びのご利益があると噂の「宍道湖うさぎ」も。