長瀞に来たら必ず食べておきたいのがかき氷。かき氷ブームの先駆けである阿左美冷蔵をはじめ、町なかのカフェやドライブインでも通年かき氷を味わえるのは長瀞ならでは。ふわっふわで冷たい氷スイーツをぜひ味わってみて♪
A 秩父地方の厳しい冬の寒さを利用し、伏流水を「氷池」と呼ばれる人工池に溜め、約2カ月かけて凍らせている。
A 天然氷には沢から湧き出た天然水のミネラルや栄養がたっぷり。口に含むとうま味や甘みを感じられる。
A 天然氷はゆっくり時間をかけて凍るため、空気を多く含んでいる。そのため、かき氷にしたときにふわふわな食感になる。近年の温暖化により天然氷ができない年は、天然水を凍らせた純度の高い氷を使っている。
あさみれいぞう かなさきほんてん
明治23年(1890)創業から継承する天然氷専門店。平安時代から続く伝統の製法で天然氷を作り、切り出した氷を熟練の技でかき氷に仕上げている。天然氷を使ったかき氷は、食べても頭がキーンとなりにくいのが特徴だ。シロップには蜜や天然果汁を使用し、梅干しが付くのもユニーク。シーズンには多くの人が訪れるほどの人気だが、待ってでも食べたい! というファンが後を絶たない。
ぎゃらりーきっさやました
寳登山神社の参道途中にあるギャラリー&カフェ。店内には和紙のランプや工芸品がさりげなく飾られ、庭園や工芸品を眺めながらゆったりと過ごせる。かき氷以外にも窯焼きのピザや、自家製のスイーツがおすすめ。高台で木々に囲まれており、リラックスできる空間が広がる。
やはたや
岩畳通り商店街にあるかき氷の店。メニューは和三盆糖、抹茶黒蜜ミルクなど30種類以上のかき氷が揃っている。開放感のある店内には囲炉裏が並び、冬には暖かい火のそばで田舎しるこも楽しめる。大きな囲炉裏を囲んで座り、店自慢のかき氷を。
ちゃみせ はちべえ
店内にはジュークボックスもあり、昭和レトロな雰囲気。かき氷は秩父や長瀞産の果物から作る自家製シロップが自慢で、カシスミルクなど大人向けのものも。小麦粉、卵、乳製品をいっさい使用せず作るそば粉たい焼きも人気だ。店先もレトロな雰囲気で、店内にはジュークボックスもある。
小鹿野町
かんのんちゃや
伝統の製法で作るそばやうどん、山芋とそば粉から作る鬼ころりが名物。小鹿野町の白石山の麓から湧き出る毘沙門水を凍らせ、地元産のフルーツシロップをかけた地元産にこだわった毘沙門氷も話題だ。