中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島の5つの島と、周辺の小さな島々からなり、若松島より北は「上五島」、奈留島より南は「下五島」とよばれる。江戸時代に多くのキリシタンが移り住み、集落を形成して独自の信仰を続けた地で、その4つの集落・集落跡が世界遺産となっている。
自然と暮らしに溶け込んだ教会を巡る
かみごとう
長崎県五島列島の北部に位置し、7つの有人島と60の無人島から構成される。大部分は西海国立公園に指定されており、海岸の断崖の眺望と西海岸に広がる若松瀬戸は絶景だ。
なかどおりしま
五島列島で2番目に大きな島。全国的にも珍しい石造りの頭ヶ島天主堂は、世界遺産の構成資産の一つ。また青砂ヶ浦天主堂も美しい教会として知られる。白浜が続く蛤浜海水浴場など、雄大な自然もみどころ。
写真①頭ヶ島天主堂のある「頭ヶ島の集落/写真②遠浅の白いビーチが続く蛤浜海水浴場/写真③五島うどんの発祥の島で五島名物を。
わかまつじま
複雑なリアス海岸で構成された、手つかずの大自然が広がる島。隣り合う中通島との間に大小の島々が点在する「若松瀬戸」は代表的な景勝地。
中通島と若松島を結ぶ若松大橋。
美しい自然や教会の景色に癒やされる
しもごとう
長崎県五島列島の南西部に位置し、11の有人島と52の無人島からなる。かつては遣唐使の出発の地とされ、江戸時代にはキリシタンが移り住んでいたという歴史をもつエリアで、海外の文化を垣間見るころのできる歴史遺産が数多く点在するほか、人の手が入っていない雄大な自然も必見。
ふくえじま
下五島の中心となる島。教会のほか、美しい海水浴場、シンボル的存在の鬼岳など、のんびりとドライブで巡るのがおすすめだ。
写真①水ノ浦教会の純白の聖堂/写真②高浜海水浴場の白砂のビーチ。
なるしま
千畳敷や城岳展望所など絶景スポットが充実。かわいらしい印象の江上天主堂も訪れたい。
ひさかじま
島中に椿の木があり、赤い花が島を美しく覆う。旧五輪教会堂が信仰の歴史を今に伝える。
かけ足なら1泊2日で福江島と上五島の両方の観光ができるが、じっくり観光するなら2泊は必要。福岡方面からは、博多港を深夜に出航し、翌朝に五島に着くフェリー「太古」も時間が有効に使えて便利。戻りは昼前後に出て夕方博多港に着く。福江島か上五島のいずれかなら早朝の高速船に乗り、夕方の便で日帰りすることもできる(※季節により運航時間は変わるので要確認)。
路線バスは本数が少ないので、レンタカーがおすすめ。港周辺にレンタカー会社があるので事前に予約をしておこう。福江島から久賀島や奈留島へ車で移動する際はフェリーを利用(高速船は車不可。旅客船で島へ渡り、現地でレンタカーを借りる方法もある)。タクシーは電話で予約すれば港まで来てくれる。
数は多くないが大手コンビニではATMなども同様に利用できる。またドラッグストアやスーパーもあり、ちょっとした買い物には困らない。港がある市街地に多いため、遠出する際は注意。ATMは地方銀行とゆうちょ銀行(郵便局)も利用できる。
※乗船運賃は2024年10月現在。特記のない場合は片道運賃です。季節や燃油価格変動などにより毎月変更あり。 ※季節・曜日によって出航時間や寄港順の変動、ドック運休あり。事前に必ず確認を。
ごとうれっとうきりしたんものがたり
五島市観光協会が主催する、キリシタンの歴史を満喫できる日帰りのガイド付きツアー。奈留島、久賀島をまわる「奈留島・久賀島編」(最少催行人数2名)と、久賀島、奈留島を経て上五島の若松島をまわる「縦断クルーズ編」(最少催行人数5名)の2コースのほか、2泊3日の周遊コースもある。
※「奈留島・久賀島編」は催行日3日前の17時まで、「縦断クルーズ編」は催行日10日前の17時までに、Webサイトから要予約。催行が決定して、空きがある場合は、前日の12 時まで受付。
設定日:火〜日曜(除外日あり)
【料】1万3000円
設定日:金・土曜(除外日あり)
【料】1万8000円※昼食付き
ごとうめぐりていきかんこうばす
島のガイドさんの楽しい説明を聞きながら五島市内の名所をまわる。車窓から望むのどかな風景や美しい海岸線も魅力。半日コース(A・B)があり、組み合わせて楽しむこともできる。最少催行人数は4名〜。