
4大特急のなかで最長距離を走る。車窓からは、高さ65mの橋からの絶景や、雪解け水が流れる渓谷、氷河などが楽しめる。

7つの谷、291の橋、91のトンネルを走り抜け、ツェルマット〜サンモリッツ間を約8時間で横断する。特急とはいえ、平均時速約35㎞と遅い。パノラマ車両の車窓から、流れる景色をゆったり眺められる。


全車パノラマ車両で編成。エクセレンスクラスはテーブルを向かい合わせで挟んだ2人掛け仕様。大きな窓からの眺望が抜群で、食事は基本的にシートサービス。






●料金(片道)
ツェルマット〜サンモリッツ間
1等 CHF.272、2等 CHF.159
※エクセレンスクラスは1等料金+追加料金CHF.490が必要
●きっぷの予約
スイストラベルパスで乗車できるが、座席予約が原則。予約は3カ月前から受け付ける。日本では旅行会社やインターネットで、現地では各鉄道駅で予約ができる。その際、事前予約料CHF.44〜49が必要。
●問合先
マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)
【TEL】
0848-642-442
【URL】
www.matterhorngotthardbahn.ch
レーティッシュ鉄道(RhB)
【TEL】
081-288-6565
【URL】
www.rhb.ch


ハイライトであるラントヴァッサー橋を含む、トゥージスからサンモリッツまでのレーティッシュ鉄道アルブラ線の区間は、路線と景観が世界遺産に選ばれている美観区間だ。
Zermatt
マッターホルンへの拠点となる街。名峰を間近に望むならゴルナーグラートの展望台へ。

緑と清流が織りなす絶景
Mattertal
氷河の雪解け水によって削られた断崖絶壁のぎりぎりを徐行運転で進む。ゴーゴーと音を立てながら水が流れる渓谷は迫力満点だ。
全長1万m超えの山岳トンネル
Furka-Basistunnel
全長1万5442mを誇り、氷河特急が走るルート内のトンネルとしては最長。1982年のトンネル開通により、列車の通年運行が可能となった。
Andermatt
古くから栄えた山間の村。石畳が敷かれた街並みに教会や小さな礼拝堂があり、宿場町の面影を残す。

ルート最高所に広がる湖のパノラマビュー
Oberalppasshöhe
氷河特急最高地。湖畔沿いに線路が走り、四季折々の景観が楽しめる。アンデルマット駅から出発すると一気に急上昇し、みるみるうちに街並みが眼下へ遠のく。

鉄道路線の分岐点
Reichenau
前方ライン川と後方ライン川が合流する場所。2つの川がぶつかり1本の川になるさまは圧巻。
高さ65mに架かる美しい石橋
Landwasser Brüke
こんな峡谷に、よくぞ造ったものだと思わせる石橋。列車はスピードを落とし、ゆっくり橋の上を進む。絶好の撮影スポットだ。

St. Moritz
スイスを代表するリゾートで、サンモリッツ湖畔の散策などがおすすめ。鉄道の旅の拠点としても最適。



新フルカトンネル開通により廃線になったフルカ峠の路線を、ボランティアが復活させたのが、フルカ山岳蒸気鉄道DampfbahnFurka-Bergstreckeだ。9月下旬〜6月下旬は運休。【URL】www.dfb.ch(英・独・仏語)

氷河特急の名前の由来となった路線。かつての客車を蒸気機関車がひいて走る。SLの旅で車窓の氷河を満喫したい