毎年インド全土から100万人以上のヒンドゥー教徒が訪れるヴァラナシ。彼らは母なる大河、ガンジス河(ガンガー)で沐浴をし、現世の罪を洗い流す。早朝、暗いうちから川辺に集う人々の熱気にふれよう。
船に乗って水上から沐浴風景を見学
Ganges River(Ganga)
まだ夜が明けないうちから賑やかなガンガー周辺。人々は早朝から沐浴で全身を清め、一日の生活を始める。日の出前にはガート(沐浴場)に到着し、大河を染める朝日と沐浴風景を眺めたい。さらに船に乗って川からさまざまなガートの様子を見学。半身水に浸かり熱心に祈りを捧げる人々の姿を見れば、人生観や死生観、宗教観の違いを感じるはずだ。
ダシャーシュワメード・ガートから出発
1隻1時間Rs.500前後が目安。相乗りならRs.150程度
日の出前~
基本的になし(天候により休みあり)
ディヤと呼ばれる花で飾られた灯明皿を準備して乗船しよう。乗船前にガートで買えばRs.10程度。
ボートの数の多いダシャーシュワメード・ガートへ。漕ぎ手のほうから声をかけてくるので乗船前に値段を交渉しよう。宿泊するホテルでツアー手配を代行してくれることも。
ボートは岸沿いをゆっくり往復する。水面に目をやると牛や犬の死体、火葬されずに流されるこどもの遺体があることも。
ヴァラナシには大小100以上のガートがあるといわれており、その岸沿いには400~500年前の建物が並んでいる。
(写真左)自分の衣類をガンガーの水で洗う人
(写真右)遊泳する地元の人々の姿も
ガンガーで火葬されて遺灰を流した人々は輪廻からの解脱を得られる、というのがヒンドゥーの教え。火葬場になったガートには朝早くから遺体が持ち込まれ、火が上がっているのが見える。
マニカルニカー・ガートでの火葬はヒンドゥー教徒の憧れ
ゆっくりと朝日が昇るにつれて、水面が赤く染まっていく。ガートで沐浴する人々も照らし出し、ひときわドラマチックに
カラフルな祭壇が印象的なケダール・ガート
ガートでは着の身着のまま沐浴する人々が多い
剃髪や髭剃りなど身なりを整える理髪師もいる
聖なるガンガーの水で洗濯する業者も見かける
物思いにふけるヒンドゥー教の僧侶の姿が
ガンガーに祈りを捧げた後、河の水は汲んで持ち帰る
参拝客や動物であふれかえる路地を歩く
Old City~Bengali Tola
ガートの背後に広がる旧市街は、迷路の様に交錯する細い路地に、寺院や商店などがぎっしりと並ぶ混沌としたエリア。中心に新ヴィシュワナート寺院が立ち、参拝客でいつも賑わう。また、南側に延びるベンガリー・トラは活気ある庶民の暮らしが見られる通り。レストランやショップも多く、そぞろ歩きが楽しい。写真はヴィシュワナート寺院へと続く参道入口。多くの参拝客が行き交う。
参道に小さな店がひしめく。ヴァラナシはシルク生地の名産地
ダシャーシュワメード・ガート一帯は夜も賑やか
細い路地を牛がのんびり歩いている
地元スイーツの屋台も多い
小腹がすいたらサモサにチャレンジ。1個Rs.10くらい
バングルなどアクセサリーが激安
サルが多いので持ち物に注意
サドゥーとよばれる行者
旧市街では牛に道を塞がれることもしばしば
「シヴァの涙」とよばれる菩提樹のアクセサリーが人気
ガネーシャの置物
アリババパンツは1枚Rs.150くらい
(写真左)細い一本道が続くベンガリー・トラ。ベンガル地方出身者が集まり住んだことから名付けられた(写真右)シタールなどの楽器屋も
肉と野菜のおかずが付くマハラジャ・ターリーRs.350が人気
Aadha Aadha Cafe
インド人とフランス人のカップルが経営するカフェ。何よりも安全な食材を大切にし、地元インド料理とフランス風スイーツを毎日手作りして提供している。ババ・ゲストハウスの最上階にあり、ガンジス川の眺望も楽しめる。
(写真左)マンゴーとザクロのラッシーRs.80
(写真右)バナナ・ラッシーRs.50
Baba Lassi
フレッシュな自家製ヨーグルトを用いたラッシーの専門店。バナナやマンゴー、オレンジ、リンゴなど旬のフルーツをトッピングしたメニューが幅広く揃う。主人のヴィノードさんが優しく迎えてくれる。
ダシャーシュワメード・ガートから徒歩7分
D.21/27 Munshi Ghat
8時~21時30分
6月の20日間
【カード】不可/英語スタッフ常駐/英語メニューあり