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【クロアチア】プリトヴィッツェ湖群国立公園でエメラルドグリーンに輝く湖と滝を満喫する

首都ザグレブから南に約110㎞。2つの山脈に挟まれたリカ地方の切り立った峡谷に、大小16の湖と100以上の滝から成る湖群が広がり幻想的な景観を造りだしている。一生に一度は訪れたいクロアチア屈指の絶景、プリトヴィッツェの懐に飛び込もう。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の画像
カエデやウルシの画像

カエデやウルシが森に彩りを添える

秋の紅葉シーズンの画像

秋の紅葉シーズンは格別の美しさ

プリトヴィッツェ湖群国立公園

Nacionalni park Plitvička jezera

交通

ザグレブからバスで所要1時間45分~2時間30分。1日12~19便運行。

料金

€23(6~9月は€40、11~3月は€10)※6~9月は夕方からの入園で割引あり

時間

8~20時(冬期は~16時、季節により異なる)

休み

なし

プリトヴィッツェ湖群の成り立ち

プリトヴィッツェの起源は数百万年前にまで遡り、氷河期には「黒川」と「白川」が現在の上湖にあたる峡谷に流れ込んでいた。寒暖を繰り返す気候が石灰華の成長を促す好条件となり、あちこちに石灰華が堆積。堰堤となり水を堰き止め、それを乗り越えた水が石灰華の新たな層を作り出した。こうしていくつもの湖が誕生し、水域を変化させながら滝や峡谷を形成してきた。約200万年前の洪積世には、上湖群に溜まった水が強い勢いで浸透し岩石を浸食。現在の下湖群ができ上がった。湖群は長い年月をかけて変化を遂げ、2つの湖群をもつ現在の姿へと至った。

穴から吹き出す滝の画像

堰堤の穴から吹き出す滝

3つのKeywordの見出し

堰堤(えんてい)

沈殿した石灰華が堆積し、湖水をせき止めるまでに成長したもの。堰堤に浸透した水が穴から噴き出して滝となる。


カルスト

水に溶けやすい石灰岩で構成された大地が、雨水などによって溶かされ、溶解部分が窪地になった特異な地形。


石灰華(せっかいか)

水中の化学成分と岩石が有機変化を起こし、炭酸塩となり沈殿したもの。水辺の植物などに付着し、池の底に沈む光景が見られる。

石灰華の画像
プリトヴィッツェ湖群国立公園早わかりの見出し

公園内に点在する湖は、上流の上湖群と下流の下湖群に分かれている。道標に従い、湖畔の遊歩道を歩くのがプリトヴィッツェの楽しみ方だ。

上湖群の画像

上湖群

公園内の南半分、プロシュチャンスコ湖からコジャク湖まで約2㎞にかけて集まる湖群。大小さまざまな湖と滝が点在する。

 

下湖群

上湖群からあふれた湖水に石灰質の地層が削られてできた峡谷。ハイライトとなる大滝(ヴェリキ・スラップ)も下湖群にある。

プリトヴィッツェ大図鑑の見出し
季節の見出し

長い冬が終わり、雪が溶け始めるのは3~4月ごろ。湖岸に花々が咲き乱れ、蝶が飛び交う風景が見られる。

山から吹く風と、滝の水しぶきが心地よい時期。夏でもあまり気温が上がらず、快適にハイキングを楽しめる。

秋の画像

例年9月下旬~10月中旬には気温がぐんと下がり、ブナやカエデ、ヴェネツィア漆などが鮮やかに紅葉する。

冬の画像

10~11月に初雪を迎え、厳冬期には湖や滝が凍ることも。展望台から雪と緑の湖のコントラストを堪能したい。

生き物の見出し

カワウソ

遭遇度:☆☆

カワウソの画像

水辺に生息するが、人里離れた場所を好むためハイキングではなかなか出合うことができない。絶滅危惧種に指定。

オオカミ

遭遇度:☆☆

オオカミの画像

絶滅危惧種だが、プリトヴィッツェ湖群のあるリカ地方には一定数が生息。冬には雪に残る足跡を見られることも。

ヨーロッパコマドリ

遭遇度:★★★

ヨーロッパコマドリの画像

ヨーロッパでよく見られ、ロビンともよばれる土着種。人なつっこく、至近距離まで近寄って来ることもある。

マス

遭遇度:☆☆

マスの画像

プリトヴィッツェの湖は非常に透明度が高い。チャブという魚が多いが、ときどきマスの姿が見られることも。

植物の見出し

イエロー・レディー・スリッパ

見頃:5~6月ごろ

イエロー・レディー・スリッパの画像

鮮やかな色で袋にハチをおびき寄せて繁殖する。ヨーロッパの森林で育つ珍しいランの一種。絶滅危惧種。

エゾキスゲ

見頃:5~6月ごろ

ゴールデン・アップルともよばれるユリの一種。山岳地帯の草原や藪、森で育つ。特別保護の対象になっている。

シクラメン

見頃:6~11月ごろ

シクラメンの画像

地盤が石灰岩の下湖群周辺で多く見られる。8・9月は非常に香りが高く、ほぼ一年を通して葉を落とさない。

タイム

見頃:6~10月ごろ

タイムの画像

清々しい芳香をもつハーブとして知られ、クロアチアではお茶の原料としてもおなじみ。下湖群でよく見られる。

公園周辺のホテル&レストランの見出し

国立公園を望む3つ星ホテル

イェゼロ

Hotel Jezero

公園散策の拠点となる入口2に近く、便利なロケーション。ナイトクラブやバー、レストラン、サウナなど、付近のホテルに比べて設備が充実している。

イェゼロの客室画像
交通

入口2から徒歩5分

料金

(S)(T)€86~

客室数

224室

 英語スタッフ常駐

リカ地方のご当地グルメがずらり

リチュカ・クーチャ

Lička kuća

公園内唯一の高級レストラン。リカ地方で育ったビーフなど、地域の郷土料理を揃えている。おすすめは名物のマスのグリル、炭火焼のペカなど。

マスのグリルの画像
交通

入口1から徒歩3分

住所

Nacionalni park Plitvicka jezera

時間

11~23時

休み

なし

 英語スタッフ常駐

このエリアの宿泊予約はこちらから!(るるぶトラベルサイトへ)

●このページは『るるぶクロアチア・スロベニア』のコンテンツを元に作成しています。 ●掲載のデータは2025年1~2月時点のものです。その後の移転、閉店、料金改訂などにより記載の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。 ●各種料金には別途サービス税・州税などが加算される場合があります。 ●掲載の電話番号は特記以外、現地の番号です。すべて市外局番から記載しております。日本から発信する際はクロアチアの国番号を加えてご利用ください。 ●定休日のみを記載しています。年末年始、クリスマス、イースター、国の祝祭日などは省略しています。クリスマスや国の祝日などには、飲食店、観光施設の多くが休みとなりますので、ご注意ください。


この記事を書いた人

るるぶ情報版(海外)編集部

るるぶ情報版(海外)編集部

アジア、アメリカ、ヨーロッパ・アフリカなど、世界中の「見る」「食べる」「遊ぶ」を徹底取材。海外旅行の不安を解消する、渡航や現地の基本情報もしっかり網羅。みなさんの旅を全力サポートする熱血編集部です!


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