冬でも暖かい南房総エリアは花の名所として知られている。花摘みスポットを訪れ、ひと足早い春を満喫しよう。
春先は道路沿いに菜の花畑が続く
館山の下町から南房総の和田町まで、約46kmの海沿いの道路
通年楽しめる施設もあるが、2月下旬~3月中旬が花摘みのピーク
公共交通機関で回るのは不便なのでクルマがおすすめ
広大なハウス内で四季折々の花を栽培
1年を通して季節の花を栽培
富浦
みちのえき おおつのさと はなくらぶ
広大な大型ハウス内で、南房総の代表的な花やフルーツを栽培。秋から春にかけて花摘みを行えるほか、フラワーアレンジメント体験も行える。地元の特産品などを販売する直売所や花売店もあり、買い物だけでも楽しい。
南房総市富浦町大津320
富津館山道路富浦ICから車で5分
入園無料
9~17時(7~11月は~16時30分)
不定休(1~3月は無休、母の日の翌日~10月は売店のみ休業)
30台
【その他】トイレあり、直売所あり、レストランあり、道具レンタルあり、ペットOK
【花摘みDATA】◇ポピー:12~4月/10本250円 ◇キンギョソウ:11~5月/1本125円 ◇ストック:12~3月/1本125円 ◇スターチス:1~5月/3本250円 ◇ストレリチア(極楽鳥花):10~5月/1本400円 ※花摘みの料金は変動あり
総面積4000坪のハウスで四季折々の花を栽培。施設内なので寒い日や雨の日も安心
10月のストレリチアを皮切りに5月の母の日まで花摘みが楽しめる
花売店には地元農家が丹精込めた花が並ぶ。宅配は送料込みで3000円~
園内では多肉植物の販売も開始。好きな種類を組み合わせて、寄せ植えを楽しもう
花を長持ちさせるためのコツはこちら。分からないことがあったら花園の人に聞いてみよう。
開ききった花ではなく7分咲きくらいのものを選ぶ。ポピーはつぼみの状態で摘むのが鉄則。
花によって異なるが、枝分かれしている花はもう一方の芽を伸ばすために分かれ目の際をカット。
葉を水につけると腐りやすい。茎の半分より下の葉は、あらかじめ取り除いておこう。
花畑越しに海を望み、花摘みが楽しめる
ストックは一重や八重などさまざまなタイプがある
1つ1つの花がきれいに咲き誇る
千倉
しらまづおはなばたけ
太平洋に面した白間津地区にある、20軒ほどの花摘み園が集まる花畑。海と花畑を同時に見られるため、写真撮影や写生のスポットとしても人気がある。絵になる風景を満喫しながらさまざまな花摘みを楽しもう。
南房総市千倉町白間津
富津館山道路 富浦ICから車で35分
入場無料
1~3月下旬の8時30分ごろ~日没
期間中無休(悪天候時を除く)
21台
【その他】トイレあり、直売所あり、道具レンタルあり、ペットOK
【花摘みDATA】◇ポピー:1月~3月下旬/300円~ ◇ストック:1月~3月下旬/300円~ ◇菜の花:1月~3月下旬/300円~ ◇キンセンカ:1月~3月下旬/300円~
ストックは色や形の種類が豊富
色鮮やかなキンセンカ
千倉
ちくらはなばたけ
地元の花農家たちが集まって営む花摘み園。栽培している花は7種類ほどで、畑一面に花が咲く最盛期には花のじゅうたんのようになる。花畑の周りを散策するだけでも楽しい。
南房総市千倉町千田
富津館山道路富浦ICから車で30分
入園無料
1 ~3月下旬の8時30分ごろ~日没
期間中無休(悪天候時を除く)
30台
【その他】トイレあり、直売所あり、道具レンタルあり、ペットOK
【花摘みDATA】◇ポピー:1月~3月下旬/300円~ ◇ストック:1月~3月下旬/300円~ ◇菜の花:1月~3月下旬/300円~ ◇矢車草:1月~3月下旬/300円~ ◇キンセンカ:1月~3月下旬/300円~ ◇キンギョソウ:1月~3月下旬/300円~
菜の花と寒桜を同時に楽しめる。
ほうこえん
花の名所・和田にある庭園。1・2月には「元朝桜」とよばれる約60本の寒桜が咲き、ひと足早い春を楽しめる。撮影スポットとしても人気。