「あか牛」とは阿蘇の大自然で育つ褐毛和牛のこと。その魅力は“サシ”ではなく、“赤身”。脂ではなく、肉そのものにうま味が宿るのだ。ステーキやハンバーグなど多彩に楽しめる。
希少部位のあか牛150gを使った名物丼。①肉のみ②辛みそをつけて③卵を絡めてと味変が楽しめる
南阿蘇
あかうしりょうりせんもんてん やまやす
毎日仕入れるあか牛の鮮度はとびきりで、A3~5等級の希少部位(サーロイン、ランプ、イチボ、テンマル)のみを使う。さらに、どのメニューもボリューミー。確実に食べたい人は朝10時配布の整理券をゲットしよう。国道265号沿い、休暇村南阿蘇の入口前に立っている。
九州自動車道熊本ICから約41㎞
高森町高森3191
11時~14時30分LO ※あか牛がなくなり次第終了
水曜 ※肉の仕入れ状況等による臨時休業、2月冬期長期休業あり
60台
赤身のおいしさが味わえるステーキに、前菜やスープ、自家製パン、デザートが付くコース
南阿蘇
みなあそ まるでん
ステーキ肉には銘柄牛「阿蘇王」を15日間熟成させた上質のあか牛を使用。炭火焼で焼き上げる肉は赤身とは思えないほど肉汁、うま味がたっぷり。特にほどよくサシが入った希少部位のランイチは絶品。モダンな店内には暖炉が据えられていて、窓際からの景色もいい。テラスデッキからは阿蘇の外輪山を眺められる。
九州自動車道熊本ICから約26㎞
南阿蘇村河陽5277
11時~、12時〜、13時〜、18時〜(ランチ、ディナーともにコースのみ、要予約)
日曜のディナー、水曜
30台
肉のうま味と肉味噌、そしてあか牛に絡むキレのいい“だし醤油ダレ”が絶妙にマッチ!
阿蘇市
あかうしどんいわさき
屋号にその名を掲げる自慢のあか牛丼は別添えの肉味噌がポイント。そのおいしさから“まぼろしの味噌”との異名をもつ、熊本の老舗蔵「山内本店」の味噌を使ったあか牛の肉味噌で、芳醇な香りと深いコクがたまらない。ステーキカレーや高菜めしなども楽しめる。
ミディアムレアの焼き加減が絶妙。肉の下には浅漬けや大葉があるため、さっぱりと味わえる
内牧温泉
いまきんしょくどう
内牧温泉街にある、創業100余年を数える老舗食堂。週末は行列が絶えない人気店だ。うま味たっぷりのあか牛を阿蘇の雄大なカルデラに見立てて並べたあか牛丼は、味もお値段も大満足の一品。とろ~り温泉卵を絡めて召し上がれ。
肉の表は甘めの国産塩、裏は岩塩と、塩を使いわけるなど味付けは繊細。肉が倍のダブルは3200円
阿蘇神社周辺
てっぱんやき あそまーぼー
阿蘇神社のそばにあり、ライダーの間で有名な店。ダントツの人気は客の8~9割が注文する「あか牛ガーリックライス」。280℃の高温でパラパラに炒めたガーリックライスに、赤みを残した絶妙な焼き加減のステーキをオン。塩、わさびで味の変化も楽しめる。写真の「あか牛漬重」1900円は卵黄をとろろにも変更できる。
コクと酸味のバランスが絶妙!あか牛はやわらかいモモ肉を使用。サラダ付き
阿蘇神社周辺
れすとらんふじや
地元に愛される、昭和23年(1948)創業の老舗洋食店。自家製の濃厚デミグラスソースをたっぷり使った阿蘇ハヤシライスやハンバーグなどが人気。このほか、ヒレステーキセット7300円〜など、あか牛料理が充実。写真はあか牛ハンバーグと海老フライが楽しめるセット2500円(サラダ・スープ・ライス付き)。
あか牛100%。粗びきの肉々しい食感でペッパーが利いたワイルドな一皿。ライス付き
阿蘇市
ひばり ぐりる
ハム・ソーセージを手がける「ひばり工房」の敷地内に誕生した、肉好きに捧げるグリル料理の店。自慢のハム・ソーセージのほか、ステーキなどが楽しめる。阿蘇五岳を目の前に望む爽快なロケーションで肉塊を味わえば、気分はすっかりウエスタン!? 席数はテラス席をメインに約30席。カフェも併設している。