2024年7月から新一万円札の顔となる渋沢栄一。「近代日本経済の父」と称され、ドラマの主人公にもなった偉人の生まれ故郷が、埼玉の深谷。青春期を過ごしたゆかりの地を巡ってみよう。
◆ 世界遺産に登録されている富岡製糸場(群馬県)の設立に尽力
◆ 生涯で設立などに関わった会社は500を超える
◆ 600もの社会福祉事業と教育・福祉支援、国際親善に取り組む
◆ 91歳の大往生!
渋沢栄一ゆかりの地をめぐるならコミュニティバスが便利!
じぇいあーる ふかやえき
深谷産のレンガを使用し、現在もその一部が残る東京駅をモチーフに、レンガタイルを使用して作られた駅舎。その美しさは「関東の駅百選」にも選ばれるほど。
にほんれんがせいぞうかぶしきがいしゃ きゅうれんがせいぞうしせつ
渋沢栄一を中心に設立された、日本初の機械式煉瓦製造工場。良質な粘土が採れる栄一の故郷近くの村を建設地として推薦した。国の重要文化財に指定されている4つの施設が現存。
深谷市上敷免28-10
JR深谷駅から車で10分
保存修理中の間は見学不可
保存修理中の間は見学不可
保存修理中の間は見学不可
10台
※各施設は保存修理中、ホフマン輪窯6号窯は、2024年7月頃に一部公開予定。
せいしどう・せいふうてい
「誠之堂」は、渋沢栄一が初代頭取を務めた第一銀行の行員たちによる、渋沢栄一の喜寿を祝う記念建築。「清風亭」は当時の第一銀行の頭取・佐々木勇之助の古希を祝う記念建築。美しい装飾が見学できる。
しぶさわえいいちきねんかん
渋沢栄一の祥月命日である1995年11月11日に開館した記念館。幼少期からの生涯を展示する資料室のほかに、生前の姿そっくりのアンドロイドによる講義は外せない(2日前までに要予約)。
深谷市下手計1204
JR深谷駅から車で15分
見学無料
9~17時(アンドロイドの最終講義は15時30分~)、見学は2日前までの予約制
無休(臨時休館日あり)
173台
きゅうしぶさわてい 「なかんち」
渋沢家の住宅等として使われてきた通称「中の家」。渋沢栄一の生誕地に立つ現在の主屋は、栄一の妹夫妻により上棟された。晩年の栄一も過ごした旧渋沢邸は、ゆかりの地めぐりでは外せない。
みちのえきおかべ
ゆかりの地めぐりにぴったりな渋沢栄一グッズや、深谷の特産品を豊富に取り揃えている。また、道の駅内にある「そば蔵 岡部店」では、深谷名物の煮ぼうとうも味わえる。