
熊野川の河口に位置する新宮の街には2つの古社が鎮座する。山上の巨石に神々が降臨したという神倉神社が「元宮」、のちに現在地である山麓に遷された熊野速玉大社が「新宮」とよばれ、街の名の由来になったと伝えられる。
↓徒歩20分
1 熊野速玉大社
↓徒歩15分
2 神倉神社
↓徒歩20分
JR新宮駅


「全国熊野神社総本宮」の額を掲げた神門をくぐって拝殿へ
くまのはやたまたいしゃ
熊野速玉大神(別名イザナギノミコト)と熊野夫須美大神(別名イザナミノミコト)を主祭神に、熊野の神々を祀る。南北朝時代を中心に、天皇・幕府・諸国大名より奉納された国宝御神宝類1000点以上を所蔵。その一部を熊野神宝館で展示している。

境内から元宮が鎮座する神倉山を望む

鳥居をくぐり、ナギの大樹が枝を広げる参道へ


境内の樹齢1000年を超えるナギは、人々が手を合わせることが絶えない熊野のシンボル。ナギが「凪」に通じることから旅の安全祈願に尊ばれた。近年は平和の象徴として本土復帰を果たした沖縄にも植樹され、「世界平和の木」として知られる。
●はやたまのみや・むすびのみや
拝殿正面の速玉宮に熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)を、結宮に熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を祀る。


●くまのしんぽうかん
1000点以上もの古神宝を収蔵し、その一部を公開している。




2000円
ナギの実に顔を描いた家内安全や縁結びの御守

600円
旅の安全や縁結びのご利益があるナギの実の御守


新宮の街を山上から見守る御神体・ゴトビキ岩
かみくらじんじゃ
538段の急峻な石段を上った神倉山の中腹に鎮座する巨石を祀る神社。熊野の神々が最初に降臨した聖地とされ、熊野速玉大社の元宮。毎年2月6日には勇壮な御燈祭りが行われる。

(写真左)険しい石段の参道は源頼朝の寄進によるもの/(写真右)新宮の街並みと熊野灘を一望できる


●おとうまつり
毎年2月6日夜に行われる。約2000人の男たちが、松明を手に神倉神社の急な石段を駆け下る。国指定重要無形民俗文化財。JR新宮駅前には碑がある。

くまのがわふなくだり
世界遺産の「川の参詣道」熊野川を川舟で下る体験。熊野本宮と新宮のほぼ中間にある乗り場から熊野速玉大社近くの権現河原へ向かう約90分の船旅を楽しもう。


船頭さんが操る和舟に乗って熊野川の自然を満喫
JR新宮駅から熊野御坊南海バス本宮方面行きで30分、道の駅 熊野川下車すぐ
新宮市熊野川町田長54-8(道の駅 瀞峡街道熊野川内)
乗船4950円
10時、14時30分出航(完全予約制)
荒天時、12~2月
10台