平安時代に建てられた嚴島神社は、鮮やかな朱塗りと海上の大鳥居が特徴的。唯一無二の建築美や建築当時の姿を今に残すことが評価され、世界遺産に登録されている。
いつくしまじんじゃ
廿日市市宮島町1-1
宮島桟橋から徒歩12分
昇殿料300円
6時30分~18時(季節により変更あり)
無休(高潮の場合は拝観中止)
※社殿の工事状況は随時HPにて発表。 ※社殿を傷つけないよう、細いヒール靴での拝観は控えよう。
【嚴島神社の名前の由来は?】
厳島は「神に斎(いつ)き奉る(心身を清めてお仕えする)」という意味の「斎島(いつきしま)」が転じたもの。古くから島そのものがご神体とされ、人は住まず、浜辺に神社が設けられた。島名も「厳島」が正式で、「宮島」は町名。
【創建は6世紀、今の姿にしたのは平清盛】
飛鳥時代の推古天皇即位の年(593)に、佐伯鞍職(さえきのくらもと)が現在の場所に神社を創建。平安末期の仁安3年(1168)に、武士の平清盛が修造し、今の姿に。寝殿造りの社殿を海に建てる独創的な発想は、清盛の美意識のたまものだった。平成8年(1996)には、背後の弥山原始林とともに世界遺産に登録された。