織田信長をはじめとする歴戦の武将が必勝祈願をしたといわれる熱田神宮。日本屈指の格式を誇る社へ、いざ参拝。
あつたじんぐう
約1900年前、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀ったことが起源とされる神社。約19万㎡に及ぶ広大な境内境外には、本宮、別宮、摂社、末社など合わせて45社が鎮座する。
名古屋市熱田区神宮1-1-1
地下鉄名城線熱田神宮伝馬町駅1番出口から徒歩7分、または名鉄名古屋本線常滑線神宮前駅西口から徒歩3分
宝物館は入館500円
授与所は6時30分~日没ごろ、宝物館は9時~16時30分
宝物館は毎月最終木曜とその前日、12月25~31日
400台
天皇の皇位の証として継承されてきた三種の神器の一つ。『古事記』や『日本書紀』にも登場し、日本武尊(やまとたけるのみこと)が国土安定のために用いたとされる神剣。鏡は伊勢の神宮、勾玉は皇居に祀られる。
織田信長は桶狭間の戦いの際、必勝祈願に熱田神宮を参拝。勝利のお礼として奉納した塀が今も残る。
皇室や将軍などから寄与された約6000点の宝物を所蔵。約180点が国宝や重要文化財に指定されている。
歴史的スポットや文化財などみどころの多い境内を散策。土・日曜、祝日の10~15時には、ボランティアガイドによる無料案内もあり。
せいもん・せいさんどう
南端にある大鳥居を抜けると参道へと続く。クスノキが立つ緑あふれる境内へ足を踏み入れると、厳かな雰囲気を感じることができる。
てみずしゃ
神前に参る前、清らかな水で心身を清める。まずは左手を清め、次に右手、そして左手に取った水で口をすすぎ、もう一度左手を清めるのが正式な作法。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため柄杓を用いない流水手水も設置
ほうもつかん
草薙神剣を御神体とすることもあり、刀剣類の所蔵が多く名刀の宝庫ともいわれる。ほかにも古文書、和鏡など約6000点の宝物の中から月替わりで展示。(展示内容は要問合せ☎052-671-0852)
おおくす
幹周り約7m、高さ約20mの御神木。弘法大師が植えたとされる。見事な枝ぶりは、1000年以上の時を越えても生命力にあふれている。
のぶながべい
織田信長が桶狭間の戦いで勝利したお礼に奉納した土塀。兵庫県西宮神社の大練塀などとともに、日本三大土塀に数えられる。
しみずしゃ
「お清水さま」の愛称で親しまれる水の神様・罔象女神(みずはのめのかみ)を祀る。清らかな湧水は、目や肌がきれいになるという信仰がある。
ほんぐう
三種の神器を祀ることから、明治26年(1893)に伊勢の神宮と同様の神明造りに改造。草薙神剣を御神体とした御祭神の熱田大神が鎮座する。
はっけんぐう
和銅元年(708)に鎮座。武家からの信仰が篤く、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康も参拝したとされる。
くすのみまえしゃ
安産の神として女性からの信仰が篤い。社殿がなく、クスノキの神木が祀られている。
かみちかまじんじゃ
「知恵の文珠様」ともよばれ、合格祈願や学業成就の絵馬が多く奉納されている。
つるぎのほうこ くさなぎかん
古くから刀剣の奉納がなされてきた熱田神宮が所蔵する、貴重な刀剣を展示する資料館。約450口の刀剣や史料を月替わりで展示するほか、日本刀の重さなどが体感できる体験コーナーもある。
みやきしめん じんぐうてん
緑あふれる熱田神宮の境内の中で名古屋名物の宮きしめんを楽しめる。コシが強く、なめらかな舌触りが特徴で、数多くのお客を魅了し続けている。その名前の由来は熱田神宮の「宮」の文字からきているのだとか。白だしのおすましきしめん850円も人気だ。甘味メニューやおみやげも販売する。
2024年9月OPEN予定
あつたながや
熱田神宮に隣接するエリアに新たな商業施設「あつたnagAya」が誕生!2024年9月に2棟、12月に1棟が開業。熱田神宮周辺がより賑やかに!
名古屋市熱田区神宮3-608、他
店舗により異なる
名鉄神宮前駅西口からすぐ
施設により異なる
施設により異なる
なし