古くから、船出に適した潮を待つ「潮待ちの港」として栄えた港町。足利義昭や坂本龍馬ゆかりの地としても有名だ。
江戸時代、船が出港に適する潮を待った「潮待ちの港」として栄え、今でも昔ながらの街並みが残る。坂本龍馬ゆかりの地としても有名。
福山市観光課 ☎084-928-1043
鞆の浦観光情報センター ☎084-982-3200
たいちょうろう(ふくぜんじ)
抜群の眺望の對潮楼は、福禅寺の客殿にあたる建物。朝鮮通信使の迎賓館としての歴史をもち、美しい鞆の浦の海と島々の景色を座敷から眺められる。
じょうやとう
安政6年(1859)に建造され、小さな灯台として港町を見守り続けるシンボル的存在。映画のロケ地やアニメの背景モデルとしてよく描かれている。現存する江戸時代の常夜灯としては日本最大級の高さ。
おおたけじゅうたく
江戸時代に隆盛した保命酒(16種類の生薬を原酒に漬け込んだ鞆の浦発祥の薬味酒)の蔵元だった住宅。主屋や醸造蔵など9棟からなり、鞆の浦を代表する商家建築。
いおうじ
天長3年(826)、弘法大師が開いたとされる真言宗の寺院は眺望スポットとして有名。境内には本堂や御影堂などがあり、本堂に祀られている木造薬師如来立像は県の重要文化財。
りょうまのかくれべや ますやせいえもんたく
いろは丸事件の際に命を狙われていた坂本龍馬が、名前を変えて身を隠していたという屋根裏部屋などを公開。往時の調度品などが並び、幕末の雰囲気が漂う。
とものうらかんこうじょうほうせんたー
ほんのり甘い保命酒の商品のほか、鯛など地元魚介の加工品や銘菓、地酒などが多種類揃う、みやげ物店。観光情報コーナーもあるので、散策の前後に立ち寄るのもおすすめ。
せんすいじま
昭和9年(1934)に指定された日本で最初の国立公園の一部。「仙人が酔うほどに美しい島」が名前の由来という。
とものつみゅーじあむ
築約150年の蔵を再生。アウトサイダー・アートを中心にユニークな企画展を多数開催し、遠方から足を運ぶファンもたくさん。福祉現場発の雑貨も販売。
いろはまるてんじかん
いろは丸の沈没状況のジオラマのほか、海から引き揚げられた遺物などを展示。「いろは丸事件」を詳しく紹介。