多種多様な魚介が水揚げされ、農業も盛んな千葉県は、おいしい料理が目白押し。千葉発祥のユニークグルメも全部まとめて食べ尽くそう!
全国有数の水揚げ量を誇る銚子港。近海でとれるマグロは、一度も冷凍されることなく生のまま水揚げされるため、おいしさも格別。
銚子
ちょうしこう まぐろぐら
マグロが水揚げされる銚子漁港第一卸売市場前に店を構え、店主は“生”のマグロの仕入れにとことんこだわる。名物は生メバチマグロを使った近海まぐろ丼ぶり。冷凍ものではないマグロは、脂が抜群にのっていて絶品だ。
富津漁港沖でとれる天然アナゴは、脂がのってふわっとした食感が特徴。蒸して甘辛のタレで味付けしたはかりめ丼が富津の定番。
富津
えどまえいそりょうり だいさだ
富津岬の近くに立つ、アナゴ料理に定評がある店。地元で水揚げされた天然アナゴにこだわり、活穴子刺身2420円や穴子の白焼き2750円など、新鮮ゆえに味わえる多彩なメニューが揃う。
外房エリアは、日本トップレベルの漁獲量を誇る。禁漁期間の6~7月を除き、甘みが強く新鮮な伊勢エビが味わえる。
いすみ・勝浦
いすみとうぶぎょきょうちょくえい いさばや
水揚げされたばかりの新鮮な魚介を提供。刺身や焼きで味わえる伊勢エビは水揚げが多い夏場がおすすめ。11~3月は水揚げ量が少なく提供できない場合もある。
富津の金谷や竹岡でとれる黄金色に輝く「黄金アジ」は、エサが豊富な岩礁に住んでいるため、驚くほど肉厚で食べごたえたっぷり。フライでもしっかりとうま味を堪能できる。
富津
かなやしょくどう
朝どれの新鮮な地魚を使った魚介料理の食堂。刺身や煮魚、フライなどの各種定食や、丼メニューが豊富に揃う。なかでも、さまざまなネタの組み合わせを楽しめる海鮮丼は30種以上。刺身の盛り合わせなどの一品料理もある。
生の魚にショウガやネギなどの薬味と味噌を加えてたたきにした料理。
沿岸地域全般
すしとじざかなりょうり だいとくや
明治2年(1869)創業の老舗。店主自らが漁港で仲買人とともに鮮魚を目利きし、寿司から刺身、焼き物、塩辛といった珍味まで巧みに調理。房総の海の幸を堪能しよう。
モチモチの餃子を、一度茹でてから油を加えて揚げ焼きする。ジューシーな味わいがクセになる、野田市生まれの愛されグルメ。
野田
ほわいとぎょうざ のだほんてん
全国に支店をもつホワイト餃子の本店。店内飲食の場合、餃子1人前(8個)520円。
漁師や海女が海で冷えた体を温める料理として広まったのがはじまり。醤油ベースにラー油を加え、タマネギと豚肉の具を入れるのが一般的。
勝浦
がんそ かつうらしきたんたんめん えざわ
昭和29年(1954)に初代店主が作った担々麺が、勝浦タンタンメンの元祖といわれている。昔ながらの辛すぎない王道の味をご賞味あれ。
具材に外房エリアでとれる新鮮なサザエを使ったシーフードカレー。オリジナルのカレールーに茹で汁や肝を加えるなど、店ごとに独自の味に仕上げている。
外房エリア
さんど かふぇ
ヘミングウェイの名作『老人と海』の世界観をイメージしたカフェ。人気メニューは、2日間煮込んだルーにサザエの肝を加えたサザエカレー1550円(サラダ付き)。
サツマイモの栽培に適した香取市では、ベニアズマ、ベニコマチなど多彩な品種を栽培。ひんやりスイーツ「芋ぺちーの」650円も!
香取
かふぇ ねたいも
さつまいもの生産から加工、販売までを行う、しばやま農園プロデュース。寝かせて熟成させた「寝た芋」を使った芋スイーツは、素材の味をダイレクトに楽しめる逸品ばかり。
冬期に雨が少ない千葉県は、古くからさまざまな品種のイチゴが栽培されている。スイーツもバラエティ豊か。
外房エリア
くろいちごかふぇ(うらべのうえん)
自社栽培のくろいちごやブルーベリーを中心に、各地の旬の果物を使ったスイーツが人気。完熟いちごのパンケーキ1620円は12月中旬~6月初旬に提供。
南房総地域を中心に栽培される「房州びわ」は、みずみずしくて大粒。皇室へ献上されている高級品だ。
南房総
みちのえきとみうら びわくらぶ
房州びわの産地にある。ビワのソフトクリームにシロップ漬けなど、ビワづくしのびわパフェは1800円。