明智光秀を重用した斎藤道三や織田信長が居城した岐阜城とその周辺スポットを巡る。なかでも天守からの眺めは必見!県内の光秀ゆかりのスポットにも注目だ。
金華山(稲葉山)に築かれた岐阜城は、かつて稲葉山城と称されていた。鎌倉時代、二階堂山城守行政により砦が築かれたのがその始まりとされている。戦国時代に斎藤氏の居城であった稲葉山城は、永禄10年(1567)、織田信長によって攻略された。信長は、尾張小牧から居城を移す際、地名を「井の口」から「岐阜」へ、「稲葉山城」から「岐阜城」へと改名。天正4年(1576)に安土城へ移るまで天下統一の足場となった。慶長5年(1600)、関ヶ原の合戦において岐阜城主であった信長の孫・秀信は西軍に属し、東軍に破れ落城。慶長6年(1601)、廃城となった。現在の城は昭和31年(1956)に再建されたもので、金華山一帯は平成23年(2011)に国史跡に指定された。
岐阜公園に立つ若き日の織田信長像
岐阜城
ぎふじょう
織田信長が天下布武の足がかりとしたかつての居城。標高329mの金華山頂にあり、天守閣から望む眼下の眺望がすばらしい。期間限定の夜間開館ではパノラマ夜景も楽しめる。
岐阜市金華山天守閣18
金華山ロープウェー山頂駅から徒歩8分
入場200円
9時30分~16時30分(季節により変動あり)
無休
岐阜公園堤外駐車場利用(1回310円)※1時間以内は無料
ぎふ金華山ロープウェー
ぎふきんかざんろーぷうぇー
岐阜公園と金華山の山頂駅を約4分で結ぶ。ロープウェーガイドによる案内もある。
岐阜市千畳敷下257
バス停岐阜公園歴史博物館前から徒歩3分
往復1100円
9~17時(季節により変動あり)
無休
岐阜公園堤外駐車場利用(1回310円)※1時間以内は無料
展望レストラン ル・ポン・ドゥ・シェル
てんぼうれすとらん る・ぽん・どぅ・しぇる
ガラス張りの店内から岐阜市街を一望できる。おすすめは岐阜県が誇る飛騨牛(A5等級赤身肉)をじっくりとやわらかく焼き上げた、飛騨牛焼肉丼。美濃ヘルシーポークの金華山からあげ1500円も人気。
岐阜市金華山山頂
金華山ロープウェー山頂駅から徒歩3分
11時~17時30分(食事16時30分LO、飲み物17時LO、季節により変動あり)
無休
岐阜公園堤外駐車場利用(1回310円)※1時間以内は無料
岐阜市歴史博物館
ぎふしれきしはくぶつかん
岐阜の歴史や伝統工芸を紹介する博物館。旧石器時代から信長が活躍した戦国時代、現代までを時代順に展示・解説する。楽市場の原寸復元や、火縄銃や浮世絵などの体験コーナーも人気だ。
岐阜市大宮町2-18-1
バス停岐阜公園歴史博物館前から徒歩5分
観覧310円(特別展観覧料は別途)
9~17時(入館は~16時30分)
月曜(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日
岐阜公園駐車場利用(1回310円)※1時間以内は無料
可児
天龍寺
てんりゅうじ
明智一族と関わりの深い寺院。境内には明智氏歴代の墓所が整備されている。
可児
明智城跡
あけちじょうあと
明智光秀のふるさと明智荘にある自然の地形を生かした山城跡。斎藤義龍に攻められ落城するまでの約30年間を過ごしたと伝わる。