宮島で食べたい郷土料理で一、二を争うのがあなごめし。店ごとにこだわり、味わい、調理法はさまざま。好みの味を見つけてみよう。
焼きたてのアナゴをホカホカのご飯にのせる。濃すぎないタレでアナゴのおいしさもしっかり!味噌汁、漬物付き。
【弁当】あり
アナゴを丸一匹使った白焼きは常連客に愛され続ける名物料理
明治34年(1901)、10代目の上野他人吉(たにきち)がアナゴの駅弁を発案。以来、その味が評判に。開店直後ならスムーズに入店できることも。
席の予約はできないが、あなごめし弁当は予約できる。宮島へ来る前に広島三越店で弁当を購入する手も。
2階ではあなごめしを含む多彩なアナゴ料理がコース(予約可)で味わえる。店内のレトロな雰囲気も魅力。
あなごめし うえの
あなごめしを考案した老舗。秘伝のタレに漬け3度重ね焼きするアナゴは、うま味が生きた秀逸な味わい。日本酒によく合う穴子白焼きや、みやげ用の穴子の切り落とし90g810円もおすすめ。1階の店内にはテーブル席とカウンターがある
素焼きした後タレをぬって焼くアナゴと、器ごとせいろで蒸した白飯を合わせる。アナゴは味がよい1匹100~120gの天然ものを使用。吸い物、漬物付き。
【弁当】なし
ふじたや
明治35年(1902)創業。不漁の日は休業するほど天然アナゴにこだわる店。創業時から受け継ぐタレがアナゴのおいしさを際立たせる。宮島の住宅街の一角にあり、観光シーズンは売り切れで閉店することも
アナゴも炊き込みご飯も蒸し焼きにすることでふっくら。牡蠣フライが付いたお得なセットは一番人気。味噌汁、漬物付き。
【弁当】あり
あなごとかき まめたぬき
老舗旅館「錦水館」の食事処。タレをまぶした炊き込みご飯の上にアナゴをまるごと2尾のせ、高温で蒸し焼きにするスタイルは島内唯一。夜は居酒屋として一品メニューも豊富に揃える
香ばしいアナゴは身の締まりが抜群。アナゴのだしで炊くもち米入り飯も味わい深い。香りよい大葉もアクセントに。吸い物、漬物付き。
【弁当】あり
いなちゅう
表参道商店街にあり、店先でアナゴを焼く匂いに思わず足が止まる。熟練技で手焼きされた大ぶりの長崎県産アナゴは抜群の 香ばしさ!レトロなたたずまい。カキメニューも提供する
贅沢に2匹分を使用し、器にキレイに盛り付けられたアナゴは、甘めのタレがしっかりと染み込み、白飯と好相性。吸い物、漬物付き。
【弁当】あり
おしょくじどころ うめやま
創業から100年以上続くアナゴとカキ料理の店。丁寧に下処理したアナゴは蒲焼にして蒸すことで、ふっくらとやわらかく 仕上げる。表参道商店街の入口近くにある
アナゴの蒲焼をアナゴだしで炊いたご飯や白飯の上に盛り付けた、宮島の名物グルメだ。
古くから食されていた穴子丼を約120年前に「あなごめしうえの」が宮島駅の駅弁として発売。全国に広めた。
遠浅の広島湾はアナゴのエサが豊富。脂ののりが抜群で古くから珍重されたという。
あなごめし弁当を販売する店も多いので、観光の途中や帰りの車中で味わってみてもよい。
もち米とうるち米で作る「ぺったらぽったら」はカキとアナゴの2種類。甘辛タレをぬり、炭火で香ばしく焼いており、表面はカリッ、中はもっちりの食感。店先で焼きたてを提供する。
ぺったらぽったらほんぽ