国の特別史跡に指定されている星形の城塞。激動の時代に思いを馳せながら園内を散策しよう。
幕末の激戦の地を歩く
ごりょうかくこうえん
日本初の西洋式の星形城塞で、慶応2年(1866)に箱館奉行所の防衛のため築造された。幕末の箱館戦争(1868~69)の舞台となったことでも有名。大正3年(1914)から公園として一般開放。園内には箱館戦争当時の大砲や堀などが残る。約1500本の桜の木が植樹された桜の名所でもある。
一の橋を渡った突き当たりではボートが借りられる。定員2~4名のボートで、五稜郭公園の堀を一周しながら水辺からの絶景を楽しもう。
レトロな店構えが特徴
四季折々の風景を満喫しながら一周しよう
幕末の動乱を駆け抜けた武士、土方歳三。新選組の副長を務めたのち、新政府軍との戦い・箱館戦争にて銃弾に倒れ、その短い生涯を閉じた。ゆかりの地・函館には、今もなお多くのファンが訪れる。
天保6年(1835)、武州多摩(東京都日野市)の農家に生まれた。武士を志し、文久3年(1863)、近藤勇らと新選組を結成し、副長となる。箱館戦争では五稜郭にて出陣し激闘を繰り広げるも、一本木関門の防衛戦にて新政府軍の銃弾に倒れ、戦死。享年35。
建築様式など見逃せないポイントがたくさん
創建当時の姿を再現
はこだてぶぎょうしょ
元治元年(1864)、五稜郭内に新築された徳川幕府の北辺警備や対外応接などを担った場所。戊辰戦争最後の戦い・箱館戦争の舞台にもなり、完成から7年後の明治4年(1871)に解体。当時撮影された写真や絵図面・文献資料をもとに、4年の歳月をかけて、平成22年(2010)にかつての場所に一部復元。
電停五稜郭公園前から徒歩20分
函館市五稜郭町44-3
入館500円
9~18時(11~3月は~17時、1月2・3日は~15時。最終入館は各15分前)
無休
なし
四之間から壹之間の大広間と、箱館奉行の応接間の表座敷が見学できる。長押や柱、天井材、建具などに東北地方産の木材を使い、本州の事例をもとに意匠を再現。
箱館奉行所の歴史や五稜郭、箱館戦争に関わった人物について、パネルを使って紹介。Googleマップで世界中に分布する五稜郭形式の城塞も検索できる。
4年にわたる復元の軌跡を、約17分の映像で紹介。日本の伝統技術を継承した職人たちが復元に挑む姿や、文献記録に残る材料や工法などを再現した努力がわかる。
奉行所復元の際に使用された資料等の紹介と、発掘出土品を展示。パソコンで挑戦するクイズや、実際に使用された部材を直接手にとれるコーナーも。
ひとやすみSPOT
おやすみどころ いたくらやなぎの
箱館奉行所の向かいには、散策の休憩にぴったりな休息所が立つ。軽食や飲み物のほか、おみやげに最適な奉行所グッズも販売。車いす対応のトイレがあるのも便利。
10~17時
無休 ※臨時休館あり
奉行所があった当時の味を再現したコーヒーと、道産小豆を使用したもなかのセット
箱館奉行所と土方歳三のかわいい缶バッジは全部で4種類用意。みやげにもぴったり
奉行所の復元に使われた釘隠しがモチーフの商品
御城印300円も販売
畳敷きの椅子がある休憩スペース。箱館奉行所の紹介映像も見られる