
鶏ガラと豚骨のうま味が凝縮したスープ、長崎独自の唐灰汁麺、山海の幸を盛り込んだ具が三位一体となった長崎独自の麺料理。味も人気もとびきりのマストで訪れたい名店をご紹介!

四海樓の創業者である陳平順(ちんへいじゅん)が明治中期に、貧しい中国人留学生のために安くて栄養のある食べ物を提供しようと考案したと伝わる。その元となった料理は、鍋で具と麺を煮る「湯肉絲麺(トンニーシーメン)」だといわれている。写真は四海樓の創業者 陳平順。

たくさんの具とスープと麺を中華鍋で一緒にして作る「鍋炊き」が特徴。中華麺を作るときに混ぜられる「かん水」ではなく、「唐灰汁(とうあく)」を使って作られる麺も特徴的で、この麺を使うことで独特の風味が生まれる。

具材から出るうま味でコクが出たスープは、創業当時から変わらない。錦糸玉子がのって、彩りも鮮やか

太麺と細麺の2種類あり、細麺にはしっかりとろみのついた甘めのあんがかかる
南山手
しかいろう
明治32年(1899)に創業し、ちゃんぽん発祥の店として伝統の味を守る老舗。鶏ガラと豚骨のブレンドスープに太めの麺、9種類の具から生まれる「これぞちゃんぽん」という王道の一杯。長崎港を望む絶好のロケーションだ。


鶏ガラ多めのスープに具材の甘みが加わり、クリーミーな味わいに

豚バラ肉を軟らかく仕上げた豚の角煮。蒸し饅頭でサンドして食べるのが長崎流。1個から注文可
新地中華街
かいらくえん
おいしさを追求して、試行錯誤の末にたどり着いた、鶏ガラと豚骨のブレンドスープは、鶏ガラ7に豚骨3の黄金比率。素材の風味をしっかり閉じ込めるために強火で一気に仕上げるので、野菜のシャキシャキ感も健在。入口は縁起がよいとされる赤い門構え。


厳選食材と、ちゃんぽん専用小麦「ちゃん麦」を配合した麺を使用。平日ランチは1100円

プリップリの皮の中から白菜と豚肉のうま味が詰まった汁がジュワー!平日ランチは390円
新地中華街
たいわんりょうり らおりー ながさきちゅうかがい そうほんてん
県内に6軒、東京に2軒を展開する水餃子でも有名な店。半日以上煮込んだ濃厚な鶏ガラ100%のスープや特製麺を使った、こだわりのちゃんぽんを提供。総本店のみで生カラスミをトッピングした極上ちゃんぽんと極上皿うどんも味わえる。店内は明るく落ち着いた雰囲気。


カニや海老などの甲殻類のほか、シャキシャキ食感の野菜が絶妙に組み合わさり、豚骨スープがまろやかな一品

薄焼き玉子で巻いた皮は先代からのこだわり。プリッとした小エビやニンジン、タケノコなどの具材が中に詰まっている
新地中華街
おうづる
創業65年の老舗中華料理店。東門すぐ横で新地中華街唯一の日本人オーナーが切り盛りする。広東料理がベースの日本人向けの味付けは、親しみやすい。創業以来、昔ながらの手作り生地で巻いた春巻きは看板メニューの一つ。ランチメ ニ ュ ーは800円から提供。


「そぼろ」とは五目という意味。魚介類ほか、自家製団子や白菜、キクラゲなど具だくさん

皮付き三枚肉を使った角煮。タレが染み込んでとろりとした軟らかさ。万頭付き
新地中華街
ちゅうかさいかん ふくじゅ
昭和20年(1945)創業。人気のちゃんぽんは具材を炒めて、鶏ガラ100%の清湯スープと唐灰汁入り麺を加えるまで高温で一気に仕上げるのでうま味が凝縮。そぼろちゃんぽんはゴマ油で風味をプラス。4階建ての1階がテーブル席。


鶏ガラを弱火で長時間じっくり煮込んだ澄んだ清湯スープが味の決め手に

具材はちゃんぽんと同じ。カリッと香ばしく揚がった細麺に、やや甘めのあんが絶妙!
思案橋周辺
かんろ
飲食店が軒を連ねる「思案橋横丁」の一角にあり、飲んだ後の締めに食べる人も多い人気店。鶏ガラのみで豚骨は使わないという自慢のスープは、透明感のある清湯。すっきりとした塩味で最後の一滴まで飲み干せる。
