名古屋で味噌煮込うどんと言えば「山本屋」がテッパン。なかでも「総本家」と「本店」は地元でも知られた二大有名店。双方のウマさの秘密と歴史をチェックして、味比べしてみよう!
土鍋でグツグツと、豆味噌ベースのツユで煮込んだアツアツのうどん。小麦粉と水のみで打つ麺の強力なコシも特徴で、なかには「生煮え」や「芯が残っている」などと感じる人も。コクのある味噌ツユは白飯とも相性抜群!ご飯にかけてどうぞ。
土鍋のフタを取り皿にして食べるのがツウ。皿として使うため、フタに空気孔が開いていないのだ。ツユをご飯にかけて食べる人も多い。
矢場町駅
やまもとやそうほんけ ほんけ
大正14年(1925)に大須で創業した山本屋より暖簾を引き継ぎ開業。しっかりとした歯ごたえが独特の太麺と、八丁味噌に白味噌をブレンドした味噌ツユの伝統の味を今も守る。みそ煮込と一緒にご飯220円の注文もお忘れなく。本家では桧の特製角箸1膳 880円も販売。
地下鉄名城線矢場町駅6番出口から徒歩7分
名古屋市中区栄3-12-19
11〜16時(15時30分LO)
火・水曜
契約駐車場利用(飲食代金により割引あり)
可
伏見駅
やまもとやほんてん さかえほんまちどおりてん
フランチャイズをせず、名古屋を中心とした東海エリアでのみ店舗を展開。熟練の職人が麺を手打ちし、カツオだしを丁寧にとって、元祖の味を受け継いでいる。夏の冷やし、秋のキノコ、冬の牡蠣など、季節限定で登場する味噌煮込うどんも好評。名古屋市内には11店舗を構える。
地下鉄東山線・鶴舞線伏見駅5番出口から徒歩7分
名古屋市中区栄2-14-5 山本屋本店 栄ビル1階
11~22時(21時30分LO)※ランチは11~15時(月~金曜)
無休
なし
可(状況により不可の場合あり)
久屋大通駅
みそにこみのかどまる
味噌煮込では珍しい細めの角打ち麺と、赤白の味噌をブレンドしたやさしいツユで、食べやすい。残ったツユに追加注文のチーズとご飯を投入し、リゾット風にシメるのが角丸流。大正15年(1926)創業、3代目が暖簾を守る。
地下鉄名城線・桜通線久屋大通駅1B出口から徒歩3分
名古屋市東区泉1-18-33
11〜15時LO、17〜19時LO(土曜は11~14時)
日曜、祝日(夜は不定休)
なし
不可
大須観音駅
にこみのたから
大須商店街で唯一の味噌煮込うどん専門店。八丁味噌を中心に数種類の味噌を合わせて作るツユは、濃厚かつコクがあってマイルドな味わいだ。やや細めながらしっかりコシのある麺にもよく絡む。昭和39年 (1964)に創業。
地下鉄鶴舞線大須観音駅2番出口から徒歩5分
名古屋市中区大須2-16-17
11時30分~15時、17〜19時(日曜、祝日は11時30分~19時30分)
木曜(祝日、18・28日の場合は営業)※水曜に振替休日あり
なし
不可
川名駅
まことや
昭和42年(1967)の創業以来、メニューはうどん一筋。なかでもみそ煮込みうどんは、手打ち特有の不揃いでモチモチな麺とさっぱりとした味噌ツユが合う。大きなエビ天がのると、旨みがアップ!ミシュランプレートにも選ばれた名店。
伏見駅
しゃちいち にしきどおりふしみてん
山本屋本店の姉妹店。味噌煮込うどんをアレンジした、カレー煮込うどんが名物だ。コシの強い手打ち麺、宗田カツオ&アジ節の特製だし、数種類のスパイスを調合したカレールゥが絶妙にマッチ。写真はカレー煮込うどん1001円。注文ごとに、生麺、だし、カレールゥを土鍋でグツグツ煮込む。スパイシーなカレーのあとに和風だしがガツンと香る一杯だ。生卵のトッピング+55円がおすすめ。
※掲載の料金は2024年4月現在のものです。価格が変動する場合があります。