
江戸時代の茅葺き民家が現存する大内宿は南会津の人気観光地。会津若松と日光を結ぶ街道の宿場町として栄えた。当時の面影を残す街並みを散策し、江戸の雰囲気に浸ろう。
山あいに昔懐かしい日本の原風景が広がる大内宿は、江戸時代に多くの旅人が立ち寄ったかつての集落の宿場町。昭和56年(1981)、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されると、本陣などの復元整備が行われ、以来、年間100万人もの観光客が訪れる人気の観光地に発展した。江戸時代の宿場町が今も残る通りで、長ネギを箸代わりに食べるそばやうるち米にエゴマ味噌をつけて焼いたしんごろうなど、大内宿グルメを堪能しよう。


こし餡入りのまんじゅうにそば粉の衣をつけて揚げたもの
なんせんいん ほんけ
豊富な種類が揃うみやげ店。会津地方のハレの日の郷土食「天ぷらまんじゅう」は自家製そば粉使用のこだわりの一品。築300年以上の古民家でおみやげが選べる。


半つきにしたご飯を串に刺し、エゴマに味噌や砂糖、醤油などを合わせた甘味噌をぬりながら炭火で焼いたもの
おおうちじゅく あじどころみなとや
南会津の郷土料理、しんごろうが店の名物。味噌に入るじゅうねんとは、話題の健康食品エゴマのこと。店内では手打ちそばも味わえる。店先のテーブルでゆっくりといただくことも。


ちりめん模様のかわいい和財布

動物たちもかわいくデザインされている
ほんけ かのうや
飾りお手玉など、カラフルなちりめん民芸品の専門店。山ぶどうの蔓を使ったバッグや財布などもある。店頭には、カラフルな飾りお手玉がずらりと並ぶ。


まっすぐ続く参道と並ぶ家並みが一望できる

見晴台へ続く石段は勾配がきつい。迂回路が左側にある

子安観音にお参りしよう
おおうちじゅくみはらしだい
通りの一番奥にある展望スポット。湯殿山とよばれる小高い丘の上にあり、ここから大内宿が一望できる。安産や子どもの成長にご利益がある子安観音と金運にご利益がある弁財天が祀られている。

干支にちなんだ動物の会津中湯川土人形

大内宿をテーマにした土鈴は、御守りにもなりそう

ここでしか買えない会津中湯川土人形や土鈴を扱う
みのや
会津中湯川土人形を扱う希少な店。江戸時代に名主として栄えた築200年余の屋敷内も見学(200円)できる(見学は冬期休業)。

麹のほんのりした甘みが涼やかにとける

民俗博物館のような店内。これまで修復のみで改装していない
ほんけ たまや
手打ちそばと甘味の店。囲炉裏や神棚など見ごたえある店内で食事が楽しめる。2階には漆器や人形なども展示。築400年以上で、もとは宿屋だった。


当時、実際に生活で使われていた民具や農具も展示。囲炉裏には毎日火が焚かれる
おおうちじゅくまちなみてんじかん
参勤交代の際に歴代会津藩主の休憩所となっていた本陣を復元。殿様が休憩した上段の間や、檜風呂など、当時の様子が垣間見られる展示内容。大内宿のほぼ中心に位置する。


ジャガイモと片栗粉を使っているのが特徴

囲炉裏のある店内。神棚やたんすが往年の暮らしを感じさせる

中ではそばやうどんを提供
そばどころこめや
茅葺き屋根の建物は築300年以上。店先では昔からこの地方のごちそうだったいももちや栃もち700円などが楽しめる。


毎年7月2日に行われる「大内宿半夏まつり」や2月中旬の「大内宿雪まつり」は大内宿を代表するお祭り。できれば泊まりで訪れたい、街が活気づくイベントだ。
古式ゆかしき伝統行事。後白河天皇の第2皇子・高倉宮以仁王の霊を祀った高倉神社の祭礼。
雪灯籠に街道が照らされる幻想的な祭り。下帯姿の男衆が祭壇から御神火をいただき、灯籠に火をつけ歩く。
