約15万㎡の敷地内に約100種の動物たちが暮らす、全国屈指の人気動物園。まずは、多くの人を惹きつけてやまない、旭山動物園ならではの4つのポイントをチェック。
日本の動物園に「行動展示」というスタイルを確立したのが旭山動物園だ。「行動展示」とは、動物が本来持っている、野生の能力を引き出す展示方法。動物の習性や特徴を研究し、工夫とアイデアにあふれた環境を作り出している。
動物の野生の本能がもっとも現れる食事シーンが見られる「もぐもぐタイム」。同時に飼育展示スタッフが、動物の行動や習性を分かりやすく解説してくれる。解説だけの「なるほどガイド」もある。園内の掲示以外に公式サイトでも、その日の実施時間を発信している。
積雪はもちろん、気温もマイナス20度以下になる旭川の冬でもイキイキと暮らす動物たちを観察できる。雪まみれになって遊ぶホッキョクグマや、寒さの中でニホンザルが身を寄せ合う「サル団子」が見られることも。
2022年9月に生まれたライオンの子どもは、母親と見分けがつかないほどの大きさに成長。2023年6月に来園したエゾヒグマの子ども「すなすけ」の成長していく姿も、ぜひとも見ておきたいところ。
あさひかわしあさひやまどうぶつえん
昭和42年(1967)に開園した日本最北の動物園。一時は入園者数の減少で閉園の危機もあったが、理想の動物園を作る夢を諦めなかった飼育展示スタッフみんなの努力で、平成9年(1997)に最初の行動展示施設「ととりの村」が完成。その後「ぺんぎん館」「ほっきょくぐま館」「あざらし館」と、話題の施設が次々と登場し、全国各地から人々が訪れる人気施設となった。
旭川市東旭川町倉沼
500台(無料)※ほか民間駐車場多数
入園1000円(中学生以下無料)年間パスポート1400円
【夏期】2024年4月27日(土)~10月15日(火):9時30分〜17時15分(最終入園は16時)10月16日(水)~11月3日(日・祝):9時30分〜16時30分(最終入園は16時)【冬期】2023年度は2024年4月7日(日)まで。2024年11月11日(月)~2025年4月7日(月):10時30分〜15時30分(最終入園は15時)
2024年4月8日(月)~4月26日(金)、11月4日(月)~11月10日(日)、12月30日(月)~2025年1月1日(水・祝)