
蔵や町家、洋館が連なり、美観地区を代表する景観が広がる倉敷川沿い。文化財や貴重な展示物を公開するスポットへ立ち寄りながら、街歩きを楽しもう。
A
くらしきかわぶねながし
船頭さんの解説を聞きながら、約20分間かけ木舟で倉敷川を巡ろう。チケットは当日券のみで、9時から倉敷館にて販売。美観地区に着いたらまず購入するのがおすすめ。
JR倉敷駅から徒歩13分
倉敷川・中橋のたもとから出航
9時30分〜17時の30分ごとに出航
乗船700円
3〜12月の第2月曜(祝日の場合は営業)、12〜2月は土・日曜、祝日のみ運航、雨天・強風など悪天候時、臨時運休あり
なし

中橋のたもとから乗船し、南の高砂橋から西の今橋まで往復する

川沿いに雁木(がんぎ)とよばれる石段が残る
B
くらしきこうこかん
江戸時代の米蔵を利用した考古博物館。70年にわたり、数々の遺跡の調査・研究を続け、土器や銅鐸など約300点の貴重な資料を展示。古代吉備の歴史とその魅力を伝える。

本葺き瓦屋根や見事ななまこ壁などの意匠も必見

中橋は明治10年(1877)に現在の一枚石の橋になった

旧石器時代〜室町時代の遺物はみごたえあり
C
くらしきみんげいかん
陶磁器やガラス、染織品など、暮らしで活躍する美しい道具を約1万5000点所蔵。照明や壁紙などにもこだわりが光る館内で、企画に合わせ常時約600点を展示する。

昭和23年(1948)開館。東京に次ぎ、日本で2番目にできた民藝館

新旧問わず国内外の品が並ぶ。併設のショップも要チェック
D
くらしきかん
観光案内所の入る洋館が美しく再生。2階にできた休憩所からは、川辺の街並みをのんびり眺められる。コインロッカーやトイレ、授乳室もあり、観光の起点として便利。

大正6年(1917)に倉敷町役場として建てられた

川舟が行き交う様子も見渡せる
E
ゆうりんそう
大原美術館の創立者・大原孫三郎が、病弱な妻のために建設を構想したが、昭和天皇の宿泊所など、迎賓館としての役割も担っていた。特注した緑色の瓦屋根が印象的で「緑御殿」ともよばれる。
JR倉敷駅から徒歩15分
倉敷市中央1-3-18
外観のみ見学自由(内部は春秋の大原美術館特別展示等開催時のみ公開)
外観のみ見学自由(内部は春秋の大原美術館特別展示等開催時のみ公開)
外観のみ見学自由(内部は春秋の大原美術館特別展示等開催時のみ公開)
なし

昭和3年(1928)築。内部は特別開館で公開される
F
かたらいざ おおはらほんてい
倉敷の発展に大きな貢献をしてきた大原家の邸宅。江戸時代後期築の町家を見学しながら、ユニークな展示などで倉敷と大原家の歴史を知ることができる。

土間の展示「ふりそそぐ言葉」。大原家当主の名言が!

館内ではコーヒーや抹茶も楽しめる
G
くらしきしくらしきものがたりかん
江戸時代中期に建築された格式ある旧東大橋家を改修した観光施設。展示室や喫茶室、多目的トイレなどを併設し、自由に利用できる。

往時の風情を伝える立派な長屋門や土蔵