沖縄料理の中でも県民食として愛されている沖縄そば。だしや具材、麺などすべてにおいて昔ながらの製法にこだわる老舗の6軒をご紹介。
那覇
創業30年
しゅりそば
時間をかけて手打ちした麺はしっかりとした歯ごたえ。カツオの一番だしを使うなど、手間と時間をかけながら中サイズで1杯500円とコスパの高さも魅力。首里城公園の近くには姉妹店の「首里そば なかだ」もある。
中部
創業52年
たかえすそば
浦添市にある有名店といえばここ。客の要望から提供を始めたというゆし豆腐そばは、この店が発祥といわれている。今では名物となり早々に売り切れることもあるとか。ソーキそば(中)850円も人気が高い。
沖縄美ら海水族館・古宇利島周辺
創業119年
きしもとしょくどうほんてん
明治38年(1905)創業と現存する沖縄そば店では最古とされる。麺はかん水を使わずに木灰の上澄み汁を使うなど昔ながらの製法を今に伝えている。カツオ漁の盛んな港町にあるため、スープにはカツオの風味がガツンと利いている。
沖縄美ら海水族館・古宇利島周辺
創業51年
やんばるそば
沖縄そばに惚れ込んだ先代が、試行錯誤の末に作り出したそばが自慢。オーダーを受けてから具材をタレで煮込むなど随所にこだわりが見られる。メニューはソーキそば(写真)と三枚肉そば900円の2種類のみ。
南部
創業20年
そばどころ たまや ほんてん
ある製麺所の麺に惚れ込んだ店主が、麺との相性を第一に考えてスープを考案。しっかり味が染みた三枚肉やテビチなど、具材のレベルの高さにも定評がある。
沖縄美ら海水族館・古宇利島周辺
創業99年
しんざんそば
名護地区で多く見られる、きしめんのような平太麺はこの店が発祥。8~10時間煮込んだテビチ(豚足)がのるてびちそばや、ソーキそば900円などが人気。コスパのよさでも地元客に支持されている。