
沖縄料理の中でも県民食として愛されている沖縄そば。だしや具材、麺などすべてにおいて昔ながらの製法にこだわる老舗の6軒をご紹介。

カツオが香る透明で上品なスープはコクがあり、麺の存在感も秀逸だ

そば同様、上品な味わいの炊き込みご飯。店主のお母さん直伝
那覇
創業31年
しゅりそば
時間をかけて手打ちした麺はしっかりとした歯ごたえ。カツオの一番だしを使うなど、手間と時間をかけながら中サイズで1杯500円とコスパの高さも魅力。首里城公園の近くには姉妹店の「首里そば なかだ」もある。


ゆし豆腐の塩味と豚骨ベースのだしがうまく絡み合ったスープが絶妙

豚だしを利かせたオーソドックスな味わい
中部
創業53年
たかえすそば
浦添市にある有名店といえばここ。客の要望から提供を始めたというゆし豆腐そばは、この店が発祥といわれている。今では名物となり早々に売り切れることもあるとか。ソーキそば(中)950円も人気が高い。


香り立つスープはカツオの風味に加え豚骨のコクもしっかりと感じられる

カツオが利いたそばだしを使った濃厚な味わい。1日50食限定
沖縄美ら海水族館・古宇利島周辺
創業120年
きしもとしょくどうほんてん
明治38年(1905)創業と現存する沖縄そば店では最古とされる。麺はかん水を使わずに木灰の上澄み汁を使うなど昔ながらの製法を今に伝えている。カツオ漁の盛んな港町にあるため、スープにはカツオの風味がガツンと利いている。


豚だしとカツオの風味に加え、ソーキの甘辛いタレがスープに溶け込み味わい深い
沖縄美ら海水族館・古宇利島周辺
創業52年
やんばるそば
沖縄そばに惚れ込んだ先代が、試行錯誤の末に作り出したそばが自慢。オーダーを受けてから具材をタレで煮込むなど随所にこだわりが見られる。メニューはソーキそば(写真)と三枚肉そば900円の2種類のみ。


カツオをメインにうま味を凝縮したスープは最後の一滴まで満足度が高い。存在感のあるソーキも美味

コーレーグースを垂らしてもおいしい人気メニュー
南部
創業25年
そばどころ たまや ほんてん
ある製麺所の麺に惚れ込んだ店主が、麺との相性を第一に考えてスープを考案。しっかり味が染みた三枚肉やテビチなど、具材のレベルの高さにも定評がある。


豚骨だしが利いたスープはゴロゴロとのった軟骨ソーキや麺とも好相性

ジューシーと並ぶ沖縄そばのサイドメニューの定番
那覇
創業28年
かめかめそば
自慢のスープはカツオと豚骨に野菜を加えることで、濃厚な力強さとまろやかな口あたり。沖縄そば(大)780円も人気。


そば粉を使わず小麦粉を使用。茹でた後、食油をまぶし冷ますのが一般的だが、近年では油をまぶさない麺を提供する店も。
豚骨&カツオ節のブレンドスープがキホン。店によって鶏や野菜なども使用。近年ではラーメンのようにタレを使う店も増加。
三枚肉(豚バラ肉)、カマボコ、刻みネギがキホン。骨付き豚アバラ肉がのる「ソーキそば」、豚足がのる「テビチそば」など、上にのる具材の種類でそばの名称が変わる。写真左から、三枚肉そば、ソーキそば、軟骨ソーキそば。


島唐辛子を泡盛に漬け込んだ辛味調味料「コーレーグース」(写真左)は沖縄そばには欠かせない。かなり辛いため少しずつ垂らしてみよう。そのほか、フーチバー(ヨモギ)(写真中央)や紅ショウガ(写真右)も薬味の定番。


沖縄そばのサイドメニューといえばジューシー。店によって異なるが、細かく切ったシイタケや豚肉、カマボコなどと米を炊いたもの。水の代わりにそばだしを使う店もある。写真は炊き込みご飯のジューシー。


名護市内では、平太麺を使っている店が多く、カツオ漁で栄えた本部町のそばはカツオ風味が強い。やんばるでは牛肉そばを提供する店が多いなど、本島北部では特に地域性がある。