王道の味なら、老舗のこちらへ。戦後、焼け野原になった街をお好み焼で支え、さらに半世紀以上愛され続ける名店揃い。心に響くヒストリーとともにやさしい味のお好み焼を堪能しよう。
八丁堀
今のお好み焼の原点はココ!
みっちゃんそうほんてん はっちょうぼりほんてん
お好み焼店の最古参で、専用ソースやそば・キャベツ・モヤシ入りなど、お好み焼の基礎をつくった。鉄板から直接ヘラで食べるスタイルや、「~ちゃん」の店名もココから始まったといわれている。昭和レトロな店構えが目印。(画像下)通年メニューのカキ焼968円も必食!
広島市中区八丁堀6-7
広島電鉄八丁堀電停から徒歩3分
11時30分~14時30分、17時30分~21時 ※LOは30分前
木曜
なし
鉄板カウンター 3席、カウンター 4席、テーブル 40席
【予約】要問合せ
広島駅構内(改札外)
みっちゃんそうほんてん ひろしまえきしんかんせんぐち えきえてん
広島駅に直結したekie DININGにある店でも、みっちゃんの味が堪能できる。通し営業もうれしい。八丁堀本店と同じく、昔の食堂風。
広島市南区松原町1-2ekie DINING
JR広島駅直結
11時~21時30分LO
ekieに準ずる
350台(広島駅屋上/有料)
鉄板カウンター 8席、カウンター 12席、テーブル 24席【予約】不可
八丁堀
プロ野球選手も通う王道の味わい
がんそへんくつや そうほんてん(ほんてん・しんてんちてん)
屋台時代の味を今に伝える老舗の一つで、県内で11店を展開する有名店。そのおいしさは、よく立ち寄ったり出前を取ったりするという、プロ野球の選手たちのお墨付き。本店と新天地店が隣り合う店舗は、市中心部の繁華街にあり、立地も便利。
広島駅構内(改札外)
定番の味! 広島駅の超有名店
れいちゃん
広島駅では断トツの人気店で、ふっくら系のスタンダードなお好み焼を提供。糖度の高いキャベツや指定農園の卵、県内産の豚肉などの上質素材を使う。アクセスに便利な駅ビル内の店舗は、鉄板の奥行きが広い。二つ折りはトッピングがない場合に、皿盛りで提供。
広島市南区松原町1-2 ekie DINING
JR広島駅直結
11~22時
ekieに準ずる
350台(広島駅屋上/有料)
鉄板カウンター13席、テーブル22席【予約】不可
お好み村はビルの中にある
公園に集まっていた複数の屋台 が昭和38年(1963)、2階建 てのプレハブ風店舗に移転。 平成4年(1992)にビルに改装さ れ、今のお好み村となった。以下の3店は、昭和26年(1951) 創業、屋台から始まり今もお好み村で営業を続ける人気店だ。
【電】082-241-2210 (お好み村事務局)【住】広島市中区新天地5-13新天地プラザビル2~4階【交】広島電鉄八丁堀電停から徒歩3分【時】【休】店舗により異なる(HPを要確認)【P】なし
1階入口に立つ、古 田正三郎氏の銅像。お好み村の初代村長は、「ちいちゃん」の初代!
2階
おこのみむらももたろう
2代目と3代目の女性店主が、とろろ昆布入りで昔ながらのやさしい味わいを継承する。そば・豚肉・玉子900円。
広島が復興に向かい始めた 昭和25年 (1950) 、現在の中央通りに数軒の屋台が登場。 最初は生地にネギとわずかな野菜をのせ、半分に折ってウスターソースをかけた「 一銭洋食」だった。やがてそばが入り、専用ソースが生まれ、 客が好きな具を店に持参するようになり、昭和30年 (1955) ごろ今のお好み焼が形づくられた。昭和46年(1971)には “麺パリ”系とよばれる「八昌」 が登場。これに「電光石火」のようなユニークな見た目の創作系も加わり、今や全国から人々が訪れるご当地グルメとなった。
昭和30年代の賑わう屋台村。 右上がみっちゃん