兼六園は水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに「日本三名園」と称され、国宝と同等とされる「特別名勝」にも指定されている名園。約160種・8200本の樹木が生い茂り、年間を通してみどころが豊富。
けんろくえん
自然豊かな園内には、約160種・8200本の樹木が生い茂り、 年間を通してみどころが豊富。冬も庭園美を楽しめるのは、兼六園ならでは。
広大な敷地に池や築山、御亭(おちん)、茶屋を配した廻遊式庭園。延宝4年(1676)に5代・前田綱紀が作庭を始め、歴代藩主が整備に関わった。12代・斉広の時代に「兼六園」と命名、13代・斉泰により現在の形に。廃藩後の明治7年(1874)に一般開放され、公園として親しまれている。
水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに「日本三名園」と称され、国宝と同等とされる「特別名勝」にも指定。海外の有名旅行ガイドでも最高評価の三つ星として掲載されている。
東京ドーム約2.4個分もある広い園内は、サクッと回るなら30分、じっくり見るなら1時間30分を目安に。園内には複数の茶店があるので、休憩しながら巡ろう。
夜の兼六園を楽しむなら、期間限定の無料のライトアップがおすすめ。無料の開園日や早朝開園(通年)も公式WEBサイトで告知している。
ボランティアガイドが案内する少人数向けのガイドツアーに参加してみよう。案内板を読みながら巡るより、兼六園の魅力がより伝わるはず。
兼六園と、金沢城公園や石川県立美術館を含む6施設のうち1施設を500円で利用できる。各施設の窓口で販売、2日間有効。
写真提供:金沢市、石川県観光連盟