有明海と玄界灘に囲まれ、温泉にも恵まれている佐賀県。世界的有名な陶磁器の産地もある。各エリアの特徴や観光スポット、名物グルメなどをまずはチェックしよう。
日本三大美肌の湯の一つに挙げられる嬉野温泉。そして鍋島藩御用達の湯処が健在の武雄温泉。いずれも1300年の歴史ある古湯で、美肌効果が期待できる。嬉野は茶葉の名産地でもある。
呼子のイカや玄界灘の魚介類、唐津焼の窯元巡りなど佐賀観光のメインエリア。虹の松原など玄海国定公園に指定される美しい景色や、海をバックにたたずむ唐津城など風光明媚なスポットが魅力だ。
県庁所在地である佐賀市は、鍋島藩三十六万石の城下町。佐賀城跡や武家屋敷、商家など、当時の面影を残す歴史的建造物が多く残る。吉野ヶ里歴史公園では、さらに時代を遡り、弥生時代を体感できる。
日本磁器発祥の地として400年超の歴史をもつ有田の皿山通り。そして、鍋島藩御用窯として栄えた伊万里は大川内山に窯元がひしめく。伝統の技にモダンな感覚をプラスした若手作家の作品にも注目。
道の駅 鹿島では、干潮時の干潟でムツゴロウに針をかけて釣る「むつかけ体験」ができる。太良~鹿島には通称「カキ焼海道」があり、約12㎞にわたってカキ小屋が並ぶ。有明海の幸を満喫しよう。