静岡県には、江戸幕府を開いた徳川家康ゆかりのスポットが各地にある。家康ゆかりのスポットを巡り、出世の歩みにふれてみよう。
浜松市
はままつじょう
武田信玄の駿府(現在の静岡市)侵攻に備えて、家康が築いた城。現在は往時の石垣の上に天守が再建されている。家康はここで過ごした17年の間に数々の激戦を経験し、天下統一を実現するため試練の時を過ごした。後に歴代城主が幕府の要職に抜擢されたことから「出世城」ともよばれる。
浜松市中区元城町100-2
JR浜松駅からバスターミナル①⑮乗り場発のバスに乗車、市役所南で下車、徒歩6分
入城200円(高校生以上)
8時30分~16時30分
12月29~31日
220台
浜松市
浜松城から徒歩10分
はままつもとしろちょうとうしょうぐう
浜松城を築くまでの間、家康が暮らした引間城跡に創建。豊臣秀吉にもゆかりがあり、2人を天下人へ導いた出世神社としても知られる。
浜松市
浜松城から徒歩15分
はままつはちまんぐう
源氏の氏神である八幡二柱の神を祀り、浜松城の鬼門(北東)に位置する。ご神木のクスノキは、元亀3年(1572)の三方ヶ原の戦いから逃れた家康が身を潜めたと伝わる。
浜松市
浜松城からバスで35分
みかたがはらこせんじょうひ
三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗を喫した家康は、命からがら浜松城に逃げ延びた。合戦の場を伝える碑は立っているが、実際の主戦場は定かではない。
浜松市北区根洗町三方原墓園駐車場
(浜松市観光インフォメーションセンター)
JR浜松駅から遠鉄バス根洗・金指方面行きで38分、三方原墓園下車すぐ
見学自由
見学自由
見学自由
三方原墓園利用170台
浜松市
浜松城からバス+徒歩55分
きがせきしょ
江戸時代に家康の命で全国各地に設けられた関所の一つで、本坂街道(通称・姫街道)を往来する旅人を取り締まっていた。現在は本番所や牢屋などの建物が復元されている。
静岡市
すんぷじょうこうえん
幼少期に今川氏の人質として駿府で過ごした家康は、のちに大名としてこの地を治めた。将軍の座を秀忠に譲ってからは、ここで大御所政治を行い、駿府で亡くなっている。駿府城は江戸時代に焼失してしまったが、公園内には東御門や巽櫓などが復元されている。
静岡市
駿府城公園から徒歩15分
しずおかせんげんじんじゃ
家康が元服式を行った神社で、江戸時代に徳川家の祈願所に定められた。総漆塗りの社殿に極彩色の彫刻が施された社殿群は「東海の日光」とも称される。
静岡市
駿府城公園からバス+ 電車+徒歩で1時間10分
せいけんじ
幼い頃の家康が、住職の太原雪斎から教育を受けた「手習いの間」の遺構が保存されている。家康が五木三石を配したと伝わる庭園も見学できる。
静岡市
駿府城公園からバス+徒歩20分
りんざいじ
今川家での人質時代に家康が教育を受けた「竹千代手習いの間」が復元されている。臨済宗妙心寺派の修行場であるため、通常は非公開だが、毎年5月19日と10月15日に特別拝観(【料】拝観無料 【時】10~15時)が行われる。
静岡市
くのうざんとうしょうぐう
75歳で没した徳川家康公は、遺命により久能山に埋葬された。二代将軍の秀忠が創建した久能山東照宮には、国宝に指定された御社殿をはじめ、重要文化財の唐門や楼閣など絢爛豪華な建築群が立つ。家康が埋葬されたとされる神廟は境内最奥にある。家康所用の武具などを展示する博物館も必見。
静岡市駿河区根古屋390
054-237-2438
JR静岡駅からしずてつジャストライン日本平線日本平ロープウェイ行きで約45分、終点下車、日本平ロープウェイに乗り換え5分、久能山駅下車すぐ
拝観500円(博物館との共通券800円)
9~17時
無休
101台(日本平ロープウェイ駐車場利用)