葛飾北斎が小布施で創作したアートと、名産の栗の2大名物を満喫するさんぽへ出かけよう。穏やかな時間が流れる街で、ぜひ訪れたいスポットを1日さんぽコースでご案内。
栗材を敷き詰めた風情たっぷりの小径
栗の小径
くりのこみち
北斎館の正面から髙井鴻山記念館の東側を、北へと延びる細道。栗材が敷き詰められた小径の途中には栗の木が植えられている。街なかで見られるのは珍しいので、記念撮影にもおすすめ。
小布施で描かれた貴重な北斎アートに浸ろう
北斎館
ほくさいかん
葛飾北斎の作品を展示する美術館。肉筆画や版画など多数ある作品のなかでも、ハイライトは祭屋台に描かれた勇壮な天井絵。北斎の筆による龍や鳳凰などの描写は迫力満点。
江戸時代の文人が集った鴻山の書斎は必見
髙井鴻山記念館
たかいこうざんきねんかん
江戸末期の文人・髙井鴻山とその師友の書画や資料を展示。北斎や娘・応為、佐久間象山らが訪れた、鴻山の書斎翛然楼(ゆうぜんろう)も保存公開されており、往時の面影を感じられる。美しい庭園の四季にも注目。
北斎が一年がかりで描いた天井にうねる鳳凰図
岩松院
がんしょういん
文明4年(1472)に創建された古刹。本堂の天井に描かれた葛飾北斎による鳳凰図は多くの参拝客を魅了する。境内には俳人・小林一茶が俳句に詠んだという蛙合戦の池や、戦国武将・福島正則の霊廟もある。
小布施町雁田615
長野電鉄小布施駅から小布施町周遊バス「おぶせロマン号」で23分、岩松院入口下車すぐ
500円
9~17時(11月は~16時30分、12~3月9時30分~16時)※入場は各閉門時間の30分前まで
不定休(法要などの行事日は拝観不可、HPで要確認)
40台
竹風堂 小布施本店
ちくふうどう おぶせほんてん
小布施産を中心に、国内産の良質な栗のみを使用した栗菓子店。食事処を併設しており、栗おこわなどの食事メニューのほか、栗あんしるこなどの甘味も味わえる。
TSUMUGI CAFE
つむぎ かふぇ
自社農園で栽培した栗やリンゴなど、地元素材を生かしたスイーツを提供。自社製リンゴジャムを用いたバタートースト~アイス添え~や、小布施栗のマロンパイ800円などが人気。
江戸時代から栗を使った菓子が作られてきた小布施。市内には 栗菓子を製造販売する名店がたくさんある。
栗庵風味堂
くりあんふうみどう
国産栗を使い、昔ながらの手法で栗菓子を作り続ける創業150年以上の老舗。
併設のカフェはこちら
CAFE SAKU G
かふぇ さく じー
自慢の栗餡と小布施牛乳を使用したスイーツを提供している。
9時~16時30分LO
無休
桜井甘精堂 本店
さくらいかんせいどう ほんてん
創業から200年以上の歴史を誇る栗菓子の老舗。伝統製法を守る純栗和菓子から洋菓子まで、豊富な品揃え。
系列カフェはこちら
栗の木テラス
くりのきてらす
西洋アンティーク家具で統一されたクラッシックな店内でティータイムが楽しめる。
マロナップル
まろなっぷる
小布施の栗を使ったスイーツや地元産の果物で作ったジャムなどが店内に並ぶ。ヨーグルトやプリンは店先のテラスでも食べられる。