城崎温泉名物といえば6つの外湯。入浴するとそれぞれに御利益があるという。外湯めぐりに出かける前に位置関係をチェックしてから訪ねよう。
全ての外湯が何カ所でも入り放題になる1日券。2カ所以上の外湯を利用すれば元がとれるのでお得。各外湯で販売、1枚1300円。
宿・飲食店・みやげ物店・ 観光施設など約110カ所の加盟スポットで、割引などのサービスが受けられるクーポン冊子。 城崎温泉駅前の城崎温泉観光センターにて販売、1冊300円(購入から1年間有効)。
じぞうゆ
名前の由来は、この湯の源泉から地蔵尊が現れたという言い伝えから。「衆生救いの湯」ともいわれ、地元客も足繁く通う。内湯のほか、庭園内に祀られた地蔵尊にも注目!
やなぎゆ
柳の下から源泉が湧き出たとの伝説が残る。城崎でいちばん小さい外湯だが、木造平屋建ての外観は旅情満点。湯船は御影石造りで、ほかの外湯よりもやや熱めの湯が注がれている。
いちのゆ
江戸時代の温泉医学者が「天下一の湯」と賞賛したことから名付けられた。温泉街のシンボルともいうべき桃山様式の建物で、岩肌を削った風情あふれる洞窟風呂が人気。
ごしょのゆ
滝が流れる庭園を備えた開放感たっぷりの露天風呂は裏山を借景にし、四季折々の自然を感じながら、贅沢な湯浴みができる。
まんだらゆ
山裾の緑に囲まれた唐破風様式の浴場。城崎温泉の開祖・道智上人の曼陀羅一千日祈願により湧出したという伝説が残る。風情あふれる石造りの内湯とこぢんまりとした露天風呂を備えている。
こうのゆ
開湯は外湯のなかで最も古く、コウノトリが足の傷を癒やしたという逸話が残る。温泉街の奥まった場所にあるため、露天風呂では静かに湯浴みを楽しむことができる。
せんたーゆうぎじょう
童心に返って遊べる遊技場。昭和のパチンコ台25玉100円のほか、射的500 円などレトロなゲームがあり、外湯めぐりの合間に楽しめる。
おんせんじ・おんせんじほうもつかん
天平10年(738)に城崎温泉の開祖・道智上人が創建した古刹で、本堂には十一面観音立像が祀られる。温泉寺宝物館を併設。
兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2
(温泉寺)
温泉寺拝観300円(温泉寺宝物館との共通券は400円)
城崎ロープウェイ温泉寺駅からすぐ
9~17時(温泉寺宝物館は~16時)
第2・4木曜(祝日の場合は営業)
なし