表参道から東照宮の最深部・奥宮まで、余すことなく見て回ろう。階段も多いので、履きなれた靴がおすすめ。
日光東照宮
にっこうとうしょうぐう
元和3年(1617)、2代将軍秀忠公が家康公を祀る「東照社」として造営。3代将軍家光公による「寛永の大造替」で、豪奢な社殿群に建て替えられた。正保2年(1645)に宮号を賜り、東照宮とよばれるようになった。境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟がある。 ※現在、大改修工事中。終了時期は未定
日光殿堂案内協同組合
にっこうでんどうあんないきょうどうくみあい
日光山内のオフィシャルガイド。江戸時代の案内人である「堂者引き」を起源にもつ歴史ある組合だ。知られざる話を織り交ぜながら、楽しくわかりやく案内してくれる。
杉並木に囲まれた、東照宮へと続く参道。石鳥居の手前の階段は、遠近法で鳥居が高く、遠くに見えるように、上にいくほど幅が狭くなっている。
東照宮の表玄関。高さは9m、柱の太さは3.6mもあり、江戸時代の石造りの鳥居のなかでは最大規模を誇る。扁額の大きさは畳1畳分もある。
慶安3年(1650)、小浜藩主・酒井忠勝が寄進。のちに焼失し、現在の建物は文政元年(1818)に再建されたもの。現在は初層内部が公開され、心柱などを見学できる。【料】見学300円
左右に睨みをきかせた仁王像が立っていることから、「仁王門」ともよばれる。門に施されたバク、麒麟、象、虎など82の木彫りの彫刻も見ごたえあり。
校倉造の建物で、上神庫・中神庫・下神庫を合わせて三神庫とよぶ。神庫とは宝物や祭りの道具を入れる倉のこと。三神庫は現在も倉庫として使用されている。
日光東照宮に仕える神馬の馬屋。初代の神馬は、家康公の愛馬と伝わる。神馬の条件は雄の白馬。現在は1頭のみで、めったに馬屋に入ることはなく、別の場所で過ごしている。
拝殿・鋳抜門・宝塔からなる家康公の墓所。宝塔には家康公の分骨された骨が納められているとか。宝塔の前には鶴の燭台、獅子の香炉、花瓶といった三具足が置かれている。