日本全国に約1万2000社ある天満宮の総本宮が「大宰府天満宮」。本記事では太宰府天満宮のみどころをわかりやすく解説。合わせて訪れたいスポットやお守り&おみくじ情報も忘れずチェック!
仮殿
かりでん
124年ぶりの大改修工事につき、約3年間限定で建設された仮殿は、菅原道真公を慕う梅が太宰府まで飛んできたという飛梅伝説がモチーフ。国内外で活躍する建築家・藤本壮介氏が設計を行った。
太鼓橋
たいこばし
「心」の字に形造られた心字池に架かる神橋。太鼓橋・平橋・太鼓橋の3橋からなり、渡ることで心身が清められるとされる。2つの太鼓橋は急勾配で「人生山あり谷あり」を実感。
楼門
ろうもん
鮮やかな朱塗りの楼門。御本殿に向かうときに望む姿は檜皮葺きの二重屋根で、戻るときは一重屋根と、形状が異なる。人気の撮影ポイントでもある。
如水の井戸
じょすいのいど
福岡城内の居館が完成するまでの間、太宰府天満宮に仮住まいしていたという黒田官兵衛が茶の湯で使ったとされる井戸。参道から九州国立博物館へと続く道沿いにある。
御神牛
ごしんぎゅう
道真公が丑年生まれであることなどから、境内には牛の銅牛・石牛などの像が数多く奉納されている。頭をなでると知恵がつくという信仰から頭の部分だけがピカピカに光る。
大樟
おおくす
樟の巨木が多い境内でもひときわ目を引くのが、社務所の北側に立つ1本。樹高39m、幹回り20mもの大きさを誇る。
太宰府天満宮
だざいふてんまんぐう
この地で亡くなった菅原道真公を祭る。御墓所の上に祠廟が創建された延喜5年(905)に始まり、その歴史は1100年以上。国の重要文化財に指定されている御本殿は、2026年まで大改修が行なわれ、約3年に及ぶ改修期間中は、新たに建設された仮殿に参拝できる。
太宰府市宰府4-7-1
(代表)
西鉄太宰府駅から徒歩5分
境内自由
境内自由※楼門内は6時30分~18時30分(季節により異なる、12月31日~1月3日は昼夜開門)
無休
2000台(1回500円)
菅公歴史館
かんこうれきしかん
今では制作されていない古い手法で作られた「装着博多人形」のジオラマで、菅原道真公の生涯を展示。その他、人形、玩具、絵馬なども見学できる。
入館200円
9時~16時30分(入館は~16時)
火・水曜
天開稲荷社
てんかいいなりしゃ
天満宮の裏手に位置する小高い丘にひっそりと立つ神社。九州最古のお稲荷さんといわれ、その名のとおり「天に道が開け、運気が上昇する」という。
境内自由
境内自由