ホーカースとは、かつて路上で営業していた屋台を集めた食事処。グルメ誌が太鼓判を押すほど安くてウマイ店も多く、なかには行列の絶えない人気店も!
カード使用可が多いフードコートとは違い、ホーカースは一般的に使えない店のほうが多い。現金持参がベター。
ほぼ必ずトイレはあり、手を洗うことも可能。ただし古いホーカースのトイレはあまり清潔ではない場合も。
政府が衛生検査を行っているため問題なし。テーブルの汚れなどが気になるなら、ウェットティッシュ持参で。
写真付きの屋台が多く、注文しやすいよう番号をふっている店が多い。もちろん指差しでの注文もOK!
注文する前にまずは席探し。ティッシュなどをテーブル上に置いて確保しよう。くれぐれも貴重品の入ったバッグやスマホを置いて席を立たないように!
注文~支払いは店舗ごとに行う。人気店は絶えず列が長いので根気強く待とう。順番が近づいてきたら看板や店頭のメニューをチェック。グルメ誌公認のマークや新聞記事なども参考になる。
写真を見ながら指差しで注文。麺料理は麵の太さや種類なども細かく指定できる。料理によっては1人前の量が多いので、頼み過ぎには注意。出来上がりまで、店の近くで待機(呼び出しベルをくれる場合もある)。
待っている間に箸や調味料を準備しておこう
食器の片づけは法律で義務化されている。買った店舗がハラル(イスラムの教えに則った料理)ならHalal(ハラル)の棚へ。豚肉を使っていればNon Halal(ノン・ハラル)へ返却を。
食のレベルが高いチャイナタウンで行列が絶えない実力派
チャイナタウン
Maxwell Food Centre
1929年にスタートし、地元民にこよなく愛される名店が多いことで知られる。マックスウェル駅直結なのでアクセスが抜群だ。人気店は行列覚悟、またはピークタイムを外していくのがおすすめ。
S$2.50
ほんのりとした豆乳と杏仁の風味で、クセがなく食べやすい。ひんやりプルンとのど越しがいい
S$5~
サイズはS、M、Lの3種類。しっとりとした肉とうま味が染みたライスは相性抜群!
2本 S$3.40
大根の千切りや玉子焼きなどを、モチモチの皮でくるんだシンガポール風生春巻き
(写真上)清潔感があり、観光客も多く訪れるラオ・パ・サ。特に週末の夕食時は満席状態
(写真下)屋台と席が道路を埋め尽くす通称サテーストリート。店員が席を案内してくれる
マリーナ
Lao Pa Sat
マリーナ・ベイの高層ビル街にあり、観光客だけでなくビジネスパーソンにも愛されるホーカース。建物内部は明るくモダンな雰囲気。一転19時頃になると路地に並ぶサテーの屋台が営業を始め、ひときわ賑やかになる。
地下鉄テロック・アヤ駅から徒歩5分
18 Raffles Quay
24時間。サテーストリートは19時~翌3時(土・日曜15時~)
なし(店舗により異なる)
不可
S$10~
サテーストリートのなかでも一番賑わっている屋台。炭火で焼く鶏やエビの串焼きがおすすめ。 (写真左)炎を上げて焼き上げるサテー。人気の屋台は行列を覚悟して!
S$7
大根餅とニンニクに、溶き玉子、大根の漬物を一緒に炒めた料理。醤油味の黒もあり。
S$8.50~
あっさりとしたスープに、ホロホロの豚バラ肉がベストマッチ。ライスは別料金。
朝ごはんや早めのランチに重宝するホーカース
チャイナタウン
Hong Lim Food Centre
チャイナタウン・ポイントに隣接する駐車場の1~2階に位置。100以上ある屋台のうち大半は中華系で、朝食目当てで訪れるローカルが多い。グルメ本が太鼓判を押す人気店は売り切れ御免なので、早めに行こう。
S$5
ワンタンのうま味が引き立つ滋味深いクリアなスープ。海苔を溶かしていくと絶妙な味変に!
S$1.40
パンケーキにたっぷりのピーナッツバターをサンド。午前中には売り切れる人気スイーツだ
S$11
1943年創業の人気グルメ。大エビのうま味が溶け込んだ福建風プラウンミーは並ぶ価値あり
マリーナ
Makansutra Gluttons Bay
飲食店評価本『マカンスートラ』がプロデュースしたホーカース。編集部が厳選した店舗がマリーナ・ベイ沿いに集う。観光客が行きやすい立地とカジュアルさがうれしい。日没とともに盛り上がるオープンエアのホーカース。
S$8.50