那珂湊駅から徒歩圏内、抜群の鮮度を誇る魚介類が楽しめる市場が軒を連ねる。各店舗こだわりの海鮮丼を味わった後は、喜ばれること必至のおみやげ探しへ。
なかみなとおさかないちば
関東を代表する観光市場の一つとして、県外からの客足も絶えない人気スポット。那珂湊漁港に面し、水揚げされたばかりの魚介を扱う鮮魚店や海鮮料理店が軒を連ねる。食事処はネタが切れると早じまいする店もあるので注意。
※魚介の料金は取材時のもので、季節や仕入れ状況に応じて変動します。
旬の地魚をはじめ、13種類のネタが豪快にのったボリューム満点の名物丼
アツアツご飯に大粒イクラをぶっかけた贅沢丼
エビ、ふっくらタコ、穴子、地魚など8種盛り!
かいせんどころ かいもん
目の前の那珂湊漁港から水揚げされた新鮮な魚介類や、北海道から取り寄せる海の幸を豪快に盛り合わせた海鮮丼が味わえる。なかでも、自家製ダレに漬け込んだ大粒のイクラが自慢! 明るい店内はカウンター席のほかブース席も完備。
炊きたてのご飯の上に、マグロや鯛、イクラなど14種類の海の幸がてんこ盛り
はまごや
行列必至の人気店で、「さまざまな種類の魚介を食べてもらいたい」という店主の心意気が詰まった三浜丼が名物。三浜とは那珂湊、大洗、平磯のことで、茨城県沖の地魚が丼に凝縮されている。木の風合いを生かした店内には、座敷席も用意している。
那珂湊で水揚げされる地魚を中心に、大トロ、ウニ、イクラなど、高級ネタが12貫
春はメバル、夏はスズキなど、季節と水揚げ状況によって地物の白身魚が味わえる。写真の地魚はヒラメ、真鯛、ホウボウなど
かいかてい
寿司を中心に豊富な海鮮メニューが揃う。店長自ら那珂湊市場の競りへ行き、旬の魚介を買い付けるというネタへの強いこだわりがある。地魚に加え、自家製ダレに漬け込んだイクラや11月~3月下旬にかけてはアンコウも味わえる。
炙った旬の魚など13ネタが満載。特製丼タレで味わった後に、鯛だしで茶漬け風に食べよう
なかみなと かいせんまる
季節ごとに旬の魚をのせた丼が味わえる。人気の「地魚満載! 名物!! 炙り丼」のほか、8種類の丼から4つを選べる「貴方(あなた)の4丼」2750円など、工夫を凝らした丼が多彩に揃う。店内はテーブル席中心でこぢんまりとしている。
10種類以上の海鮮がのった一番人気の丼。丼の内容は入荷状況によって異なる
おしょくじどころ こふね
15種類の丼が味わえる店。10〜3月はコラーゲンたっぷりのアンコウ料理も楽しめる。
イカの一夜干し、サバの干物、銀ダラかまみりん漬けなど。お好みを詰め合わせにもできる
脂ののった千葉県産の天然ブリ。さばいてもらえるので焼き物や刺身に
大粒でうま味たっぷりの大洗産本ハマグリ。お吸い物や蒸し焼きで
もりたすいさん
天然岩ガキが店頭で食べられる鮮魚店。那珂湊港で水揚げされた魚をはじめ、カツオ、ブリ、伊勢エビなど全国から集めた旬の魚介が店内にズラリ並ぶ。
鮮度抜群の千葉県産のカツオ1尾3500円。さばいてもらい刺身用に
地物の生シラス3パック1000円。大洗加工のシラス干しもおすすめ
さかなのみせ しんや
カツオやヒラメなどの地魚や鹿児島産の本マグロなど、バラエティに富んだ新鮮魚介を販売。おみやげには干物もおすすめ。生ガキなど店頭グルメも充実。
那珂湊でとれた地魚の詰め合わせ。写真はメバルとアジ、カマス、カレイ。日によって内容は変わる
さんだいめ うおいち
地元漁港でとれた地物を中心に、鮮度にこだわった旬の魚が並ぶ鮮魚店。併設の食堂では店主自ら仕入れた海の幸を味わえる。食べ歩きできる海鮮炭火焼なども人気。
清水港直送のメバチマグロの中トロ。赤身と中トロがおいしいマグロ
活伊勢エビは刺身でプリプリの食感を味わいたい(夏季限定)
やまさすいさん そうほんてん
清水港のメバチマグロや伊勢エビ、ヒラメ、ハマグリ、ホタテなど鮮度のいい魚介を厳選して仕入れている。生造り塩辛をはじめ、海鮮の加工品の品揃えも豊富だ。