墨で書かれる力強く流麗な文字、目を引く鮮やかな印、華やかな模様や絵。それ自体がまるで芸術作品のような、印象的な御朱印を集めました。
1.正面十間(約18m)、側面八間(約14.4m)という重厚な本堂。ご本尊の宝冠阿弥陀如来像が安置されています/2.国宝の釈迦如来像が安置される釈迦堂。高床式にすることで、周辺の湿気から貴重な仏像を守っています/3.病気平癒の霊験があると伝わる賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)。「おびんずるさん」と呼ばれ親しまれています/4.山門の前はにぎやかな参道。甘味処、そば店、みやげ物店などが並び、観光客でにぎわいます/5.珍しい木を意味する「なんじゃもんじゃの木」。親木は明治神宮にあります/6.元禄8年(1695)に建立された、境内で最古の建造物である山門。現存する江戸時代の建築の中でも、特に意匠的に優れるといわれています/7.日本におけるおみくじの創始者が元三大師であることから、古来のままの形のおみくじが残ります。凶が多いことで有名ですが、凶は吉に好転する強い力を秘めているのです
調布市
いにしえの面影残す名刹。豊かな自然とにぎわう参道も魅力
じんだいじ
開創から約1300年の古刹。国宝である釈迦如来像、ご開帳行事でのみ公開される元三大師(がんざんだいし)像など、その歴史にふさわしい貴重な文化財があります。また、境内や周辺が非常に自然豊かなことから、散策路、憩いの場として週末には大勢の人が訪れます。年間を通じて多くの行事が行われることでも知られ、特に3月の日本三大だるま市のひとつ「深大寺だるま市」は毎年大にぎわい。写真は元三大師像が安置される大師堂。幕末の火災で焼失後、いち早く復元されたことからも、元三大師への信仰の深さがうかがえます。
京王線調布駅から京王バス 深大寺行きで15分、 終点下車、徒歩1分
調布市深大寺元町5-15-1
無料
【宗派】天台宗
【山号】浮岳山(ふがくさん)
【ご本尊】宝冠阿弥陀如来(ほうかんあみだにょらい) 【創建年】天平5年(733)
【本殿の建築様式】入母屋造 (いりもやづくり)
右の字……奉拝
左の字……上・開基上人自刻 水神縁結 深沙大王
左の字……下・深大寺
中央の印…深沙大王
左の印……深大寺印
右の字……奉拝
中央の字…厄除 元三大師
左の字……深大寺
中央の印…キリク(梵字)元三大師の御宝印
左の印……上・角大師(魔除けの姿の元三大師)
左の印……下・深大寺印
右の字……奉拝
中央の字…無量寿
左の字……深大寺
右の印……宝冠阿弥陀如来
中央の印…「原世安穏 後生善処」印
左の印……深大寺印
右の字……奉拝
中央の字…白鳳仏
左の字……深大寺
右の印……白鳳釈迦如来
中央の印…「令法久住利益人天」印
左の印……上・東日本最古の国宝仏
左の印……下・深大寺印
表紙は花咲く山門、裏表紙には国宝である釈迦如来像が描かれたオリジナルの御朱印帳。2000円。この春、新しいデザインの御朱印帳も発売予定。
厄除け大師ともよばれる元三大師の霊験を込めた一番人気の厄除けお守り
開基の由来に恋物語があることから、縁結びの寺でもある深大寺。縁結びのお守りも豊富
鬼の姿になって災いを退けたといわれる元三大師。その姿を描いたステッカーです
昭和36年(1961)に開園した都立神代植物公園は、深大寺のすぐ隣。約48万㎡の敷地に約4500種類10万株の植物が植えられています。シンボルであるツツジ、春秋あわせて1万株以上のバラ園、熱帯・亜熱帯植物が見られる大温室など、見どころはいろいろ。
都立としては唯一の植物公園
時は江戸時代。この付近の土地が米の栽培に向かないことから、近隣農民はそばを育てて深大寺に献上していました。諸説はありますが、この献上そば粉を打って客にふるまったことが深大寺蕎麦の起源といわれています。徳川三代将軍・家光も鷹狩りの際にそばを食べたとか。
現在でも門前を中心に20軒ほどのそば店が営業し、味を競っています
祈願本尊である元三大師像は僧形の古像としては日本最大の高さ2mの坐像。ただし秘仏のため、通常の一般公開はありません。25年に一度のご開帳で貴重なお姿を拝めるため、その機会はぜひお見逃しなく。
関東大震災で焼失し、昭和6年(1931)に再建された社殿。現存する日本最古の鉄筋コンクリート造りの社殿と推測されます
神猿と書いて「まさる」と読む愛らしい石像。「魔が去る」すなわち魔を退ける存在として参拝者に親しまれています
江東区
コミカルな姿の神猿が魅力的
さるえじんじゃ
平安時代、当時は入江だったこの土地に武将の遺体が流れ着き、住民たちが祠を建てて手厚く弔ったのが起源といわれています。武将が身につけていた甲冑には源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)親子の家臣「猿藤太(さるのとうた)」と記されており、武将の「猿」と入江の「江」の文字が結びつき、現在まで続く社名となりました。近頃はかわいらしい神猿の御朱印がいただけることでも名前が知られるようになっています。
東京メトロ住吉駅B1出口から徒歩3分
江東区猿江2-2-17
無料
【ご祭神】天照大御神・宇迦之御魂命(あまてらすおおかみ・うかのみたまのみこと)
【創建年】康平年間(1058~1065)
中央の字…猿江神社
右の印……深川
中央の印…猿江神社
左の印……さる江 猿と亥
通年いただける御朱印です。神猿の印と干支の印(2024年は辰)が押されています
2024年2月限定
節分で豆をまく神猿
2024年5月限定
凧をモチーフにした猿藤太
2024年8月の偶数日限定
扇子を手に舞う神猿
2024年8月の奇数日限定
神輿と神猿
右の字……猿江神社境内
中央の印…馬頭観音社
中央の絵…馬方と馬
水彩画のような摂社の御朱印
表紙は荒波を乗りこなす黄金の神猿。ハート形の胸の模様がかわいらしい。御朱印つき。2500円
「勝る」という意味ももつ神猿(まさる)。陰を陽に変えるご利益があります
黄と金の糸で紡がれたお守り。身につければ運気の波も乗りこなせそう
境内の馬頭観音社には「馬頭観世音」と文字が刻印された石の上に馬を彫った碑が祀られています。元々あった綱を引く男の絵と組み合わせ、大小1対の「馬を引く男の絵」となったそうです。
1.外観はカフェにしか見えませんが、こちらが入口です/2.日蓮宗寺院ですが、発想は型破り。これがこのお寺の信仰/3.併設のカフェはその名も「cafe TERA’S」。ウィットに富んだネーミングからもご住職の人柄が伝わります
調布市
この美しさは、もはやアート。唯一無二の御朱印
いちりゅういん
ご住職の「仏教は自由であるべき」との思いから、アーティストとコラボし、エアブラシを取り入れた御朱印など、ほかにはない道を進むお寺です。しかし仏教への理解は深く、ご住職の説法はわかりやすく心に響くと評判。さらに、本堂にはカフェが併設され、誰でも自由に利用することが可能です。ちなみにこだわりいっぱいのコーヒー豆の焙煎も、ご住職が担当されています。
京王線仙川駅より徒歩15分
調布市入間町1-38-1
無料
【宗派】日蓮宗 【山号】修弘山(しゅうこうざん)
【ご本尊】久遠実成本師釈迦牟尼仏(くおんじつじょうほんししゃかむにぶつ)
【創建年】2009年頃
エアブラシ御朱印は、L判御朱印帳に1500円から浄書いただけます。デザインは見本帳から選べます
右の字……第八龍王
中央の字…優鉢羅龍王
左の字……修弘山 一龍院
左の印……一龍印
跋難陀(ばつなんだ)龍王は、八大竜王のひとつ
中央の字…刀、尋(つ)いで段々に壊(やぶ)れなん
左の字……修弘山 一龍院
東洲斎写楽の「市川男女蔵の奴一平」
表紙と裏表紙に有名な浮世絵が入った特大サイズの御朱印帳。6000円
カフェで提供されるコーヒー(600円〜)は、上質な豆を自家焙煎。豆の特徴や季節に合わせて焙煎時間を変えるなど、コーヒー好きのご住職のこだわりが詰まっています。
【美しい御朱印を多数掲載した 東京の御朱印本の最新版!】 お寺や神社を参拝した証としていただける「御朱印」。 躍動的な墨字と、鮮やかな印の組合せには、奥深い意味と魅力が詰まっています。 流れるような筆さばき、カラフルな印やかわいい動物の押し印など、その種類もさまざま。
本書は、東京都内で人気の高い御朱印のある寺社をたっぷり紹介しています。 御朱印をいただく際に一緒に知りたい、「寺社の見どころ」「開運スポット」も徹底取材。 快く御朱印をいただくための「基礎知識や参拝マナー」「今さら聞けない用語」、効率的におさんぽできる「モデルコース」なども丁寧に解説していて、 実用情報満載の1冊です。