唐津神社の秋季例大祭で、11月2〜4日の3日間、豪華絢爛な14台の曳山が町を彩る。重さ約2〜3tもある赤・青・金など極彩色の華やかな曳山は迫力があり、見ごたえたっぷり。笛、鐘、太鼓の囃子にのって勇壮に走る姿も必見だ。粋でいなせな曳子たちの勇姿を見るために、このシーズンは唐津に出かけよう。
からつじんじゃ
11月2日の宵曳山(よいやま)は提灯をつけた曳山が夜の街を巡行する。3日は唐津駅から徒歩15分の西(にし)の浜御旅所(はまおたびしょ)で開催される曳き込みが最大の見せ場。4日は唐津駅と唐津市役所を結ぶ大通りに曳山が勢揃い。曳山を間近で見られるため、大勢の見物客が集まる。
市内数カ所に臨時駐車場あり。詳細は唐津駅総合観光案内所(0955-72-4963)に問合せを。
19時30分〜22時
提灯が灯り、秋の夜長に独特の雰囲気を醸し出す。19時30分に1番曳山である刀町の曳山が町内から曳き出され、唐津神社に向かう間に各曳山もそれぞれの町内から参加。神社前に向かう。
9時30分〜16時30分
神社の祭礼の目的地である明神台(みょうじんだい)・西(にし)の浜御旅所(はまおたびしょ)へ向かう。唐津神社の神輿(みこし)を中心として前後に曳山が従い、巡行していく。浜で曳子(ひきこ)が砂地に曳山を曳き入れるところが最大の見せ場となり、盛り上がりを見せる。
10時〜17時30分
前日の御旅所神幸とほぼ同じ順路で、旧城下の東西約8㎞を曳山が駆けまわる。曳き納めなので、曳子は持てる力を振り絞り、見物客も声援を飛ばしてヒートアップ。最後に曳山展示場に格納され、祭りは終わる。
実際はガラスケースの中に展示されている
ひきやまてんじじょう
本来の「曳山展示場」は唐津神社のすぐ横にあるが、展示場建て替えのため2025年10月まで一時移転して展示している。唐津くんちの歴史や祭りの時期のビデオ放映などもあるので、くんちの季節以外でも祭りの雰囲気を味わえるスポットとして人気だ。
JR唐津駅から徒歩2分
唐津市新興町2881-1唐津市ふるさと会館アルピノ旧多目的ホール
入館310円
9〜17時(入館は〜16時40分)
11月3・4日
125台
1枚各770円
人気曳山の「鯛」がモチーフになったものや14台すべて描かれたものがあり、みやげにぴったり。
やまきちや
1個各270円〜
曳山をモチーフにした風船ガム。赤獅子、青獅子、鯛など、色鮮やかで、まるで置物のよう。
かしほ いけだや