東山魁夷氏の『緑響く』のモチーフとして名高い御射鹿池。林の木々が水鏡に映り込む神秘的な景色は、まさに絶景。バスや車ですぐそばまで行くことができ、長時間歩くことなく気軽に行ける点もポイント。周辺にも、観光・グルメスポットが点在。
御射鹿池
みしゃかいけ
八ヶ岳中信高原国定公園内にある農業用の溜め池で、日本画家・東山魁夷の著名な作品『緑響く』のモチーフになった池として知られる。池は道路側からのみ見学できる。池の前には柵が設けられ立ち入り禁止、池の一周も不可。
ワイドな窓越しに横谷峡の自然が広がる、女性用の展望大浴場
すっかり紅葉に包まれた晩秋の外観
渓谷の自然に包まれた名湯
山の宿 明治温泉
やまのやど めいじおんせん
約130年前に創業した奥蓼科温泉郷の一軒宿。真横には名瀑・おしどり隠しの滝が流れる。日帰り入浴可の温泉は鉄分を含んだ自家源泉。かけ流しの冷泉と加温した温泉に交互に入ると湯冷めしない。
窓越しに緑を感じつつ、ハーブティーやアロマグッズをお買い物
日本のハーブ&アロマショップの草分け
蓼科ハーバルノート・シンプルズ
たてしなはーばるのーと・しんぷるず
約40年前東京から移住した店主・萩尾エリ子さんのお店。窓越しに高原の緑が映える店内には、ハーブティーやサシェ、アロマオイルや手作りのクラフトが所狭しと並ぶ。
滝は横谷峡遊歩道の途中にあり、コースに沿って歩くと、ほかにも3つの滝が見つかる
御射鹿池から歩いて立ち寄れる滝
おしどり隠しの滝
おしどりかくしのたき
横谷峡の最上部にある滝で、山の宿 明治温泉の敷地内の階段を下りると目の前に現れる。水は渓谷に沿って何段も、長い距離を落ちていく。酸性の水が流れる環境で育つ、チャツボミゴケの群生に加え、秋は紅葉が彩りを添える。
イチゴがたっぷり入ったプレミアムショート780円。季節替わりでメロン、桃など5種が登場(左)。松風の香り1個180円は、岩肌に松の緑をイメージ。ザクザクした生地の中にごま餡(右)
白壁にオレンジの看板が映える店の中には、オリジナルの和洋菓子が並ぶ。カフェにはテラス席も用意
厳選素材を用いた和洋菓子を創作
信州 大黒屋
しんしゅう だいこくや
卵や牛乳、寒天、フルーツは県内を中心とした契約農家から取り寄せ、菓子作りをするのがモットー。併設のカフェでは、旬のフルーツのおいしさを最大限に引き出す素材と組み合わせた季節のケーキやパフェが味わえる。
毎時1本運行のJR特急あずさで約2時間、茅野駅下車。アルピコ交通バス奥蓼科渋の湯線(1日2往復)に乗り換え広見まで約22分、明治温泉入口まで約35分。
中央自動車道諏訪ICから国道152号、県道191号経由で約19㎞。
茅野駅発の路線バスは夏と冬でダイヤが異なる。夏期は土・日曜、祝日、およびお盆、特定の平日に運行。冬期は土・日曜、祝日と年末年始のみの運行になる。それ以外に御射鹿池まで公共交通機関を利用する場合は、茅野駅からタクシーかレンタカーを利用しよう。