人口は約14億5000万人、国土面積は日本の約9倍。インドは人種、言語、文化においても多彩な顔をもっている。紀元前2300年ごろに興ったインダス文明が起源とされる歴史も深く、みどころも満載だ。インドのデカくてディープな魅力をまとめてチェック!
旅の起点となるインドの首都。昔ながらの活気に満ちたオールドデリー、開発が進むニューデリー、新しいショッピングスポットや世界遺産が点在するサウスデリーの3エリアに分かれ、それぞれ違った表情がある。
デリーの南西約260kmにあるラジャスタン州の州都。「ピンクシティ」とよばれる旧市街、象のタクシーで行けるアンベール城などのみどころも多い。宝飾品やテキスタイルといった伝統工芸品も魅力のひとつ。
デリーから南東へ約200kmの街、アグラに位置。世界一有名なインドの大霊廟タージマハルのほか、アグラ城や郊外のファテープル・シークリーもインドを代表する世界遺産として知られる。
デリーとコルカタの中間に位置する交通の要衝で、英語読みの名残でベナレスともよばれる。ヒンドゥー教の聖地として知られ、ガンジス河の沐浴や祈りの光景は神秘的だ。河を眺めながらの食事も感慨深いものがある。
イギリス統治時代は「ボンベイ」の名で知られたインド屈指の国際都市。フェリーで片道1時間のところにある世界遺産エレファンタ島(写真)も見どころのひとつ。
ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の寺院や僧院が残る。南北2.5kmに渡って延びる岩盤には、長い時間をかけ、人力で掘り出された34の石窟が連なる。
U字に蛇行するワーグラー川に沿って、30余りの石窟寺院が並ぶ。岩盤に掘られた石窟内には、インド最古とされる見事な仏教壁画が残されている。
9~13世紀に中央インドを統治したチャンデーラ朝の首都があった地。世界遺産に登録された建造物群のなかでも特に有名なのが西の寺院群(写真)
デリーから北東へ約260km。ヨガの本場であり、ヒンドゥー教の人々にとっての聖地。街はガンジス川を中心に賑わい、商店やみやげ店が並ぶ。
菩提樹の下で深い瞑想に入ったシッダールタが、ついに悟りに達し、仏陀(目覚めた人)となったゆかりの地。マハーボディー寺院(写真)などゆかりの遺跡が点在する。