松本の奥座敷・浅間温泉に日帰りでも楽しめる施設が続々オープン。街に点在する松本十帖の施設をはじめ、注目スポットをピックアップ!
エリアをリノベーションするプロジェクト
まつもとじゅうじょう
老舗旅館「小柳」の再生から、エリアリノベーションのきっかけを作るプロジェクトへ。2つのホテルのほか、プロジェクトに関わるブックストア、ショップ、ベーカリー、カフェなどが街中に点在している。以下で紹介するA~Dはすべて松本十帖のプロジェクトによるもの。
まつもとほんばこ
ホテル「松本本箱」の1階にある完全予約制のブックストア。椅子に腰かけたり寝ころんだり、個室スペースもあり、思い思いの過ごし方で読書に没頭できる。宿泊者は閉店後も自由に利用可。宿泊施設として利用する場合は「おやきと、コーヒー」でチェックイン。宿泊施設は全室に源泉かけ流しの露天風呂が付く。ブックディレクターが選書した本1万冊が自由に読める。
おやきと、こーひー
松本十帖のホテル(松本本箱と小柳)のレセプションを兼ねる、手作りおやきとハンドドリップコーヒーが味わえるカフェ。おしゃれな店内利用はもちろん、テイクアウトもできる。写真❶てづくりおやき350円~、ドリップコーヒー500円/写真❷おやきは定番の野沢菜やつぶ餡、トマトなど変わり種も/写真❸芸者の待合所をリノベーションした建物
てつがくとあまいもの。
自分を見つめるためのブックカフェ。本棚に並ぶ哲学書はすべて購入可能。考え事、書き物や読書、一人の時間を過ごすのに最適。おしゃべりは囁き声で。静かにゆっくりくつろげる。写真❶レトロな木造平屋建て/写真❷焼き菓子とセットのカラメルプリン1300円
こやなぎ
老舗旅館「小柳」の名前を受け継ぐ、家族で利用したい温泉ホテル。ベビー用品やバリアフリールームも完備。チェックインは「おやきと、コーヒー」で行う。
ほっとぷらざあさま
風情漂う日帰り温泉施設。休憩所にはテーブル席と座敷があり、寝ころんでくつろげる。全身のコリをほぐせる癒やし処や休憩所も併設。写真❶大浴場のほかに岩を配した露天風呂とサウナがある/写真❷敷地内には無料の足湯も設置(利用は10~23時まで)/写真❸民芸調の趣ある外観の建物
つけものきっさ そばどころ
老舗ホテル「ホテル玉之湯」の北隣にある喫茶兼そば屋。信州ならではの季節ごとの漬物と、玉之湯館主が丹精込めた手打ちそばが味わえる。写真❶漬物のほか、手打ちそばやおやき、五平餅などの郷土食も提供している/写真❷漬物コンテストなど、イベントを開催することも/写真❸「漬物をお茶請けに近所の友人たちと語らう松本の文化を体験してほしい」という思いからこの店ができた
てがみしゃ ふばこ
1階はカフェや雑貨、古書のスペースがあり、2階は紙マルシェ。約300種類の手紙舎オリジナルペーパーを自由に組み合わせ購入できる(5枚650円~)。写真❶元銀行の建物をリノベーションした店内/写真❷プリンアラモード990円~(季節によって変更あり)/写真❸手紙舎のナポリタン1300円/写真❹店名の由来は郵便局と隣接し、紙製品中心の雑貨類を取り扱うことから/写真❺紙製品を中心とした手紙舎選りすぐりの雑貨が並ぶ
あさまさぼう
手作り和菓子やあんみつを提供するお茶処。季節のお菓子付き抹茶800円は本格的で濃厚な抹茶の味が楽しめる。写真❶フルーツを贅沢に盛り付けたフルーツあんみつ900円/写真❷ロックアイスを使ったアイスコーヒー700円も人気