鳥取砂丘に隣接し、ダイナミックなサンドアートが見られる。繊細で芸術性の高い砂像の数々は見ごたえたっぷり。その年にしか見られない芸術を楽しもう。
とっとりさきゅう すなのびじゅつかん
砂と水のみで作られるアート作品の砂像を展示する美術館。世界屈指の砂像彫刻家たちが、毎年テーマを変えて制作を行っている。大迫力のスケール感と細部まで繊細に表現された技術を、同時に楽しめる砂のアートは必見だ!期間限定イベントも要チェック。詳細は砂の美術館公式サイトを確認して。
鳥取市福部町湯山2083-17
バス停砂の美術館前からすぐ
入館800円
9~18時(最終入館17時30分)
展示期間中は無休
30台
砂像作家になった気分が味わえる写真パネルが設置されている。記念撮影にピッタリ!
美術館の裏手の階段を上った先にある。階段周辺にも屋外展示の砂像が。
オフィシャルグッズをはじめ、鳥取の名産品などを販売している。砂をモチーフにした個性豊かなおみやげをゲット!
2006年に第1期の展示が開催された。当初は野外展示だったが、第5期からは建物内で開催され全天候型に。総合プロデューサーは、国内外で活躍する砂像彫刻家・茶圓勝彦氏。毎年海外から十数名の砂像彫刻家を招き、世界レベルのサンドアートを造形している。
砂像は水で固めた砂の塊を彫る、彫刻芸術。美術館の大きな展示品は、ピラミッド状に木型を組み、 砂を固めている。素材は砂だけで、常に崩れてしまうリスクが。また永遠に維持することができず終わったら砂に戻ってしまうため、そのはかなさや繊細さも人気の理由となっている。
作品は、大きいもので幅約20m、高さ約5mにもなり、目の前に立つと大迫力が体感できる。そのスケールはもちろん、細部にまでわたる精巧さやその時しか見られないストーリー性にも感動。
2024年はパリオリンピック開催の年。ヴェルサイユ宮殿やナポレオンなど、芸術文化や革命の歴史をテーマにした砂像が展示されている。
「砂で世界旅行」のコンセプトのもと、第1期のイタリアから世界各地の歴史、歩みを表現。
インドの世界遺産「タージ・マハル」をはじめ、信仰が息づく多様な文化を圧倒的なスケールで展開。
チェコのプラハ歴史地区、ドラゴン伝説などをモチーフに制作。
ギザのピラミッドやスフィンクス、ツタンカーメンなどエジプトの歴史や文化にちなんだ砂像を展示。