「長靴」の形に例えられるイタリア半島。代表的な4都市以外にも、イタリアの魅力はいっぱい!イタリア統一まで独自の文化が育まれたため、地方や町ごとに個性豊かな文化が色濃く残る。次はどこに行く?
Repubblica Italiana
【首都】ローマ
【人口】約5899万人(2024年)
【面積】約30万2000㎢
文化遺産と自然遺産を合わせて世界最多の62件(ヴァチカン市国、サン・マリノ共和国を含む)が世界遺産に登録されている。(2024年12月現在)
『ローマの休日』でもおなじみのスペイン広場
▶︎ コロッセオ
▶︎ サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ
▶︎ サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(真実の口)
Roma
古代ローマ帝国の栄枯盛衰を今に残す永遠の都。古代遺跡やバロック彫刻などが街を彩る。市内の一画を占めるヴァチカン市国は、世界最小の独立国家でカトリック教会の中心である教皇庁の所在地。世界最大のカトリック教会、サン・ピエトロ大聖堂(写真上)。フォロ・ロマーノはローマ帝国の政治の中心だった(写真下)。
『最後の審判』
ヴァチカン博物館
『マタイ三部作』
サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会
▶︎ ドゥオーモのクーポラ
▶︎ ジョットの鐘楼
▶︎ ミケランジェロ広場
Firenze
糸杉やオリーブの木々が点在する自然豊かな丘陵地、トスカーナ地方の中心都市。14~15世紀にルネッサンスが開花し、ダンテやミケランジェロなど数々の巨匠が活躍。アルティジャーノの工房で一生大切に使いたい革小物を手に入れよう。
『ヴィーナスの誕生』
ウッフィッツィ美術館
『ダヴィデ像』
アカデミア美術館
『若き日のロレンツォ豪華王』
メディチ・リッカルディ宮殿
オーケストラの生演奏が優雅な空間を演出
▶︎ サン・マルコ広場
▶︎ 大鐘楼の見晴台
▶︎ ゴンドラクルーズ
Venezia
かつて、13世紀から東方貿易で富を築き、14~15世紀に繁栄を極めた海運国家、ヴェネツィア共和国。その文化遺産が残るヴェネツィアは、カナル・グランデを中心に大小の運河が巡る風光明媚な水の都。カラフルな家々が並ぶフォトジェニックなブラーノ島を散策(写真上)。美しく輝くヴェネツィアン・グラスをゲット(写真下)。
『嵐』
アカデミア美術館
『天国』
ドゥカーレ宮
憧れのブランドが並ぶアーケード、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
▶︎ ドゥオーモの屋上テラス
▶︎ ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
Milano
世界をリードする流行発信地として名高い、ファッションとモードの都。イタリア経済の中心都市でもある。ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』やイタリア最大級のゴシック建築であるドゥオーモなど文化遺産も見ごたえがある。ダ・ヴィンチの最高傑作『最後の晩餐』は予約必須!(写真上)。リゾット・アッラ・ミラネーゼやオッソブーコは必食!(写真下)。
『最後の晩餐』
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
『聖母の婚礼』
ブレラ絵画館
シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の舞台としても有名な歴史ある町。
ガリレオの実験で知られる、一度は見たいピサの斜塔。斜塔、ドゥオーモ、洗礼堂、シノピエ美術館などロマネスク建築の傑作が集まる広場は「奇跡の広場」といわれる。
13〜14世紀の城壁や城門が残る中世の町。赤レンガや茶褐色の屋根瓦の建物が密集し、迷路のように入り組んでいる。
断崖の岩山の頂上に中世の家並みが残る天空の町。「死にゆく町」といわれた儚くも美しい孤高の地。
雄大なヴェスヴィオ火山を望む港町ナポリは南イタリアの玄関口。歴史ある史跡や喧騒と情熱にあふれた下町散策、ご当地ナポリ風ピッツァなど食の魅力も尽きない。
南イタリアを代表するリゾート地。古代ローマ時代から、歴代皇帝からも愛されてきた。神秘的なブルーで世界中の旅行者を惹きつける青の洞窟は、一度は見てみたい絶景。
美しい景勝が広がるアマルフィ海岸の中心都市。断崖絶壁の海岸線とカラフルな家並み、どこまでも続く石畳の道など、古い町並みが印象的だ。
紀元79年のヴェスヴィオ火山噴火で埋没した古代ローマの都市遺構。発掘調査で蘇った当時の街の様子を見学できる。
地中海の中心に位置するシチリア島。古代から高度な文明都市が発達し、イタリア本土とは異なる独特の異国情緒が漂う。