鉄道ミュージアムにはいろいろな要素があるが、なかでもキッズに人気 のシミュレータ&乗車体験・車両・ジオラマ・鉄道のしくみ・グルメとみやげの5つのカテゴリー別に、自慢の展示を見てみよう。
スピードが自慢の車両が3両並ぶ、入口すぐのシンボル展示のエリア。左は1954年に時速129kmを出したC62形式蒸気機関車。真ん中は1996年に時速443kmを出した955形新幹線試験電車(300X)。右は2003年に時速581kmを出した超電導リニアMLX01-1
リニア・てつどうかん
JR東海の企業ミュージアムである「リニア・鉄道館」。東海道新幹線を中心に蒸気機関車からリニアまでの高速鉄道の進歩を知ることができる。
あおなみ線金城ふ頭駅から徒歩2分
愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
入館料【大人】1000円【小中高生】500円【幼児(3歳以上の未就学児)】200円
10時〜17時30分(入館は17時まで)
火曜(祝日の場合は翌日、GW・お盆・年末年始等は一部火曜も開館)、12月28日〜1月1日
なし(近隣の「名古屋市営金城ふ頭駐車場」を利用)
●ベビーカー持ち込み可(貸し出しあり)/お弁当持ち込み可(飲食は指定のスペースで)/おむつ交換・授乳スペース…あり/おむつ・離乳食の販売…なし
N700系新幹線の運転台部分を再現
東京駅を発車! 指定された速度に向けてマスコンを動かして加速していく
【参加方法】先着順販売(枚数限定)
しんかんせんシミュレータ「エヌ700」
前面の縦3m、横10mの大きなスクリーンに映し出されるのは東海道新幹線の線路と景色。実物大の運転台に座れば、すっかり運転士気分。マスコンとブレーキを操作して運転体験を。
(左)車内放送も体験できる。(右)ホームに降りて乗客の安全確認
【参加方法】先着順販売(枚数限定)
ざいらいせんシミュレータ「しゃしょう」
実物大の313系電車の模型とホームが再現されたコーナーで、車掌の仕事を体験できるシミュレータ。ホームでの安全確認をしながら、ドアを開け閉め。
ちょうでんどうリニアエムエルエックスゼロワンダッシュワン
2003年(平成15年)に当時の鉄道の世界最速記録となった時速581㎞をマークした試験車両。超電導リニアの車両を間近で見たりさわったりできる。ギネスの認定書も展示されている。
300けい322けいしきしんかんせんでんしゃ
国鉄時代につくられた0系・100系新幹線から、飛躍的に進化を遂げた300系。速度はそれまでの時速220㎞から大幅アップの270㎞。そのために軽量化が図られ、車体が鋼製からアルミ製となった。
キハ181けいしききどうしゃ
中央本線が電化される前、特急「しなの」として1968年(昭和43年)に登場。収蔵車両エリアに展示されている、前身であるキハ82形式よりエンジンの出力を増強した。車両展示は在来線エリア。
中央付近が名古屋駅、右手奥が東京方面をイメージ
遊園地の観覧車は夜になるとイルミネーションが光る。夜になると月が現れ、名古屋駅の高層ビルに照明が点る
右手が東京、中央が名古屋、左手が大阪と、東海道新幹線沿線の風景を再現。長さが実に4.6mにもなる、16両編成の新幹線が名古屋駅を次々と発着していくシーンは必見。親子三世代でも楽しめるよう、童話をモチーフとしたフィギュアがあちこちにあり、それを見つける楽しみも。観覧席がなく、動き回れるのもポイント。
面積約220㎡/線路の総延長約1000m/上演時間約20分/自動プログラムによる演出
東海道新幹線の総合指令所で使われていた総合表示盤を展示
てつどうのしくみ
「鉄道のしくみ」コーナーではパンタグラフのしくみやATCのしくみ、きっぷの自動券売機と自動改札機などを、実物や模型を使って解説している。
紙製の容器に鶏のからあげやハンバーグなどが入ったランチボックス。ドクターイエローのカードもついている