蓼科から美ケ原高原まで、約76kmを走り抜けるコース。ビーナスライン沿いには散策したくなるスポットが点在。日本屈指の絶景ドライブコースで、雄大な景色を楽しもう。
車窓からの風景に目を奪われそうなビーナスライン
蓼科から美ケ原高原まで約76kmも続く高原道路・ビーナスラインを走り抜けるコース。ビーナスライン沿いには散策したいスポットが点在。晴れていれば、遠くに北アルプスや富士山などを望み、どこに行っても雄大な景色が楽しめる。最初は奥蓼科にある幻想的な御射鹿池と、ゴンドラリフト山頂駅に隣接する女神のテラス1830を訪れよう。さらに、白樺湖から大門峠へと車を走らせれば本格的なビューロードがはじまる。車山は歩いても40分ほどで登れるが、展望リフトを利用すればらくらく山頂へ。散策は八島ヶ原湿原と美ケ原高原までとっておこう。帰りは県道464号を北上し、武石峠・美ヶ原スカイライン・松本市街経由で長野道の松本ICへ。
【夏】車山高原に群落があるレンゲツツジ。高原は新緑だけに、赤と緑のコントラストが美しい。見ごろは6月上旬~下旬。
【夏】ニッコウキスゲも、レンゲツツジと並び、車山高原の夏を彩る。見ごろは7月上旬~下旬。
【夏】ドライブコースのハイライト区間は標高約1500~2000m。高原を吹く風は心地よく、ハイキングにも最適。
蓼科温泉郷、奥蓼科温泉郷、白樺リゾート池の平温泉、美ケ原高原、扉温泉など、魅力的な温泉宿やリゾートホテルが多い。諏訪湖畔の上諏訪温泉や旧中山道沿いの下諏訪温泉に泊まってもいい。
訪れる人々を魅了する神秘の池
みしゃかいけ
奥蓼科にある農業用のため池。農林水産省の「ため池百選」にも認定されている。画家・東山魁夷氏の作品「緑響く」に描かれたほか、CMのロケ地としても有名で、木々の色が映りこむ深緑色の水面が、まるで鏡のように美しいと話題に。特に新緑や紅葉の時期は必見。
贅沢な時が流れる絶景スポット
めがみのてらすいちはちさんぜろ
標高1830m、蓼科牧場ゴンドラリフトの山頂駅に隣接し、女神湖や北アルプスを一望。ハンモックやソファが設置され、景色を眺めながらゆったりとくつろげる。ペットもOK。
長野県北佐久郡立科町芦田八ヶ野
(しらかば高原株式会社)
ゴンドラリフト利用(2024年の料金は要問合せ)の場合は入場無料
9時~16時30分
5月初旬~10月下旬営業、期間中無休(要問合せ)
約500台
パノラマビューの車山高原へGO!
くるまやまこうげん
360度の展望が魅力の車山山頂へは、手軽に行くなら車山高原から車山展望リフト(スカイライナー6分&スカイパノラマ8分)に乗るのがおすすめ。上りは高原風景を、下りは眼下の白樺湖、蓼科山などを見渡す雄大なパノラマを満喫できる。
世界的にも貴重な湿原を散策
やしまがはらしつげん
標高1640mにある日本最古の高層湿原。1周約90分の散策コースとして遊歩道が整備されている。隣接の八島ビジターセンターあざみ館(☎0266-52-7000)では、八島ヶ原湿原など地域の情報を発信。
長野県諏訪郡下諏訪町八島湿原10618
(下諏訪観光協会)
八島ビジターセンターあざみ館は入場無料
八島ビジターセンターあざみ館は4月下旬~11月上旬の9時30分~16時30分開館
八島ビジターセンターあざみ館は期間中無休
混雑時最大約90台(混雑時には北行き側の左路肩に並んで駐車待ち。連休時は駐車場入場規制の場合あり)
標高2000mの台地はのどかな牧草地
うつくしがはらこうげん
「アルプスの展望台」ともいわれるダイナミックな風景、広大でのどかな草原、初夏~夏に咲き誇る数々の高山植物など、美ケ原高原はのんびりと散策した方がそのよさが分かる。山本小屋~美しの塔・塩くれ場は往復約1時間、美ケ原の最高地点・標高2034mの王ヶ頭まで足をのばすなら往復約2時間。半日かけて美ケ原を散策するなら、人気の王ヶ鼻の往復約3時間コースがおすすめ。美ヶ原自然保護センターがある側の駐車場を起点にしてもいい。
長野県松本市・上田市・長和町
(美ヶ原観光連盟、平日9~17時)
散策自由
散策自由
散策自由(ビーナスライン・美ヶ原スカイラインは4月下旬~11月中旬通行可能)
40台(美ヶ原長和町営駐車場)、または美ヶ原自然保護センター横の駐車場150台利用