九州を代表する景勝地・耶馬渓。紅葉はもとより、新緑や雪景色など一年を通して楽しめる。点在する多彩な絶景シーンを効率よく巡るこんなドライブルートはいかが?
山水画のような風景を見せる奇岩。紅葉は11月中旬がピーク
ひとめはっけい
耶馬渓の中心地にある絶景スポット。秋の紅葉シーズンには全国から多くの観光客が押し寄せる。360度見渡せる展望台から、烏帽子岩、仙人岩など8つの岩峰群を一望できることが名前の由来となった。
八角露天風呂。冬場は雪見露天が楽しめることも
耶馬渓町
一目八景から車で2分の市営温泉
しんやばおんせんかん もみじのゆ
深耶馬溪の奇岩を眺めながら、やわらかな単純泉が楽しめる。露天風呂は八角形のあずま屋風と、耶馬渓の自然石を配した2種類があり、男女日替わりで利用できる。
壮大な迫力で見る者を圧倒する、耶馬渓屈指の絶景
きょうしゅうほう
山国川に沿い、約1kmにわたって連なる岩峰。大黒岩、恵比寿岩、妙見岩など巨峰や奇岩が集まり、競い合っているように見えることからこの名がついた。山国川のほとりから見ることができる。
青の洞門の下流500mにある。国の重要文化財に指定されている
やばけいばし
山国川に架かる石橋で、日本百名橋の一つにも数えられている。116mに及ぶ8連アーチは、石橋では日本最長で日本唯一。長崎に多い石積み方式であることから「オランダ橋」の愛称をもつ。橋のたもとには「むかえる、さかえる、ぶじかえる」と刻まれたカエルの親子像がある。 ※2024年11月現在、復旧工事中のため橋は通行止め。2025年3月に復旧完了予定
ランチバイキングは1400円(60分)
本耶馬渓町
地元の旬をランチバイキングで
どうもんぱてぃお
地元食材を使った約40種類のバイキング料理が楽しめる。特に中津名物のからあげは大人気。物産コーナーでは、椎茸の加工品などを販売。
秋にはトンネル入口の大イチョウが、輝く黄金色に染まる
あおのどうもん
名勝・競秀峰の裾野にあるトンネル。江戸時代の僧・禅海(ぜんかい)が通行人の安全のために石工たちとともに、約30年かけてノミと鎚だけで掘ったといわれている。菊池寛(きくち かん)の小説『恩讐の彼方に』のモチーフとなり、一躍有名に。一部現存する旧道では、明かりとりの窓などの手掘り部分を見ることができる。
50種類以上の木々が季節で表情を変える。紅葉の穴場
やばけいだむきねんこうえん けいせきえん
耶馬渓ダムの完成を記念して昭和62年(1987)に造られた日本庭園。耶馬渓ダムの水を利用して再現された耶馬渓の渓流や、高さ6mの「幸田の巨石」などが配置されている。
大分自動車道玖珠ICから約24km
中津市耶馬溪町大島
散策自由
散策自由(炭蕎麦・溪石園11~21時LO)
散策自由
公共駐車場利用約150台
水量の少ない時期は川底の甌穴が見やすい。下流の魔林峡(まばやしきょう)と念仏橋も名勝
さるとびせんつぼきょう
かつて野猿が岩を飛びまわっていたことから名付けられた名勝地。岩のくぼみに入った石が水流で回転し、長い歳月をかけて岩に穴を開けた大小無数の甌穴群が約2kmにわたって峡底に広がる。国の天然記念物。
手前がSLの方向を変える円形転車台。ここで回転して駅方面に戻った
九州に唯一残る扇形機関庫へ
ぶんごもりきかんここうえん
旧国鉄の蒸気機関車(SL)を整備、格納するために昭和9年(1934)に完成。扇形の機関庫を中心に、転車台がほぼ完全な状態で残る、国の登録有形文化財。現存する扇形の機関庫は少なく、九州ではここだけ。「豊後森機関庫ミュージアム」も隣接している。
大分自動車道玖珠ICから約1.4km
玖珠町岩室
見学自由(豊後森機関庫ミュージアムは入館100円)
10~16時
ミュージアムのみ月曜
あり
中では、絶景を眺めながらひと休みできる
伐株山の絶景展望舎へ
きりかぶ はうす
水戸岡鋭治氏デザインの展望休憩舎。ガラス張りの館内から豊後森機関庫公園や麓の町を一望する。