
古都の美しさとともに味わう、奈良のおいしい時間。奈良駅周辺でひとりでくつろげる空間が魅力的なカフェをご紹介します。

1.ことか園2720円。奈良のブランドイチゴをふんだんに使用/2.フルーツサンド1040円。季節のフルーツを6種類盛り込んでいる/3.スイーツと向き合えるカウンター席が設置された店内
ほりうちかじつえん ならさんじょうてん
奈良の南西部で120年以上にわたって果物作りを続けてきた老舗果実園が手がけるフルーツパーラー。四季折々の果物を贅沢に使ったパフェやフルーツサンドなど、見た目にも華やかなスイーツが人気だ。なかでも、奈良県の名産である柿を丸ごと使った、秋限定の贅沢なパフェは注目の一品。店内には、自社製のドライフルーツやコンフィチュール、柿の葉茶など、奈良の恵みを生かしたこだわりの加工品が並ぶ。おみやげにもぴったりだ。

三条通り沿いに立地する店舗。あずき色のレンガの外観が目印に

1.松の実のケーキとロンネフェルトティーのセット2800円/2.クラシックホテルらしい重厚な雰囲気の店内でティータイムを/3.18時以降はバーとして営業。ランプが灯るシックな空間で美酒を味わいたい
ならほてる てぃーらうんじ
関西の名門ホテル内にあるティーラウンジ。店内はクラシカルな趣の空間が広がり、窓辺の席では天井まで届く窓越しに奈良の景観が楽しめる。この落ち着いた空間で味わえるのが、高級紅茶の代名詞、ドイツ・ロンネフェルト社の香り高い紅茶。洋酒がほのかに香る松の実のケーキなど、常時5~7種類から選べるケーキと合わせたい。ティータイムの15時30分~17時は特に人気のため、ひとり旅で窓辺の席を狙うなら午前中に訪れるのがベター。

奈良ホテルは明治42年(1909)に開業。多くの著名人も宿泊した
近畿日本鉄道近鉄奈良駅から奈良交通バス天理駅行きで約10分、奈良ホテル下車、徒歩1分
奈良県奈良市高畑町1096 奈良ホテル1階
10時〜17時30分LO
無休
100台
全43席、カウンター席6席

1.くずきり900円。コクのある沖縄県産の黒糖を絡めていただく/2.緑豊かな庭や90年以上前の絵画などを眺めながら、ひとりゆっくりと過ごせる/3.店舗は160年余の歴史を刻む町屋。「佐久良」の大きな看板が目印
よしのくず さくら
明治8年(1875)創業の呉服店として歴史を刻み、2002年に甘味処としてオープン。稀少な吉野本葛を100%使用したメニューを提供する。葛は時間を置くと色や風味が変わるため、必ず注文を受けてから作り始めるそう。定番メニューのくずきりは、透き通るような見た目に、つるりとした喉越しが爽やかな一品。弾力のある歯ごたえも心地よく、このくずきりを求めて全国各地から多くの人々が訪れるのもうなずける。

店先の「吉野本葛 くずきり」の文字に、思わず引き寄せられる

1.季節の主菓子と飲物セット 薄茶1650円/2.店内は江戸時代後期の絵師・内藤其淵(きえん)が描いた鹿の絵が印象的/3.四季の自然を表現した美しい中庭を、ひとり心落ち着かせながら観賞できる
さろん ならまちてん
日本の工芸に根差した生活雑貨を手がける中川政七商店の創業の地にある茶房。江戸時代に高級麻織物・奈良晒(ならざらし)の卸問屋として創業し、茶道具全般を扱ってきた同社。そんな歴史がある創業家・中川家の住宅を活用した店内は、欄間や書院の組子障子、床柱などをほぼそのまま活用している。座敷でいただける抹茶は、味わいの異なる3つの薄茶とうま味と甘みが凝縮された濃茶から選択。ならまちにある樫舎(かしや)特製の菓子が付くセットがおすすめだ。

中川政七商店 奈良本店がある鹿猿狐ビルヂング内で営業する店舗