
気候や治安、お金のことなど、現地で困らないように事前にチェック!


旅行シーズンは気候が温暖な4~6月、9~10月がベスト。夏は30℃を超える日が多いが、夜は肌寒く感じることもあるので注意。冬は、エーゲ海、地中海沿岸部は温暖だが、中部や東部では雪が降ることも。


10日間程度の旅行の場合、初日と最終日は移動メインで、終日観光を楽しめるのは6~8日間。イスタンブールとカッパドキアに絞ってまわるなら1週間あればOK。時間があれば、ほかの都市を巡るのも◎。


日本とトルコの時差は6時間。トルコのほうが6時間遅れで、日本の正午が、トルコの午前6時になる。国内で時差はないが、日の出・日の入り時刻は東西で最大1時間10分ほどの差がある。


日本国籍をもち、観光目的で90日以内の滞在であれば、ビザは不要(滞在日数は180日間内で90日を超えない)。パスポートの残存有効期間はトルコ入国時に150日以上が必要。また、査証欄に見開き2ページ以上の余白があることも条件。


イスタンブールなどの観光都市ではほぼ英語が通じるが、地方に行けば英語が通じないケースも。イスタンブールの旧市街には夏限定で、青いTシャツを着たボランティアがおり、英語を含めた11言語で対応してくれることも。


(2025年8月現在)
通貨はトルコ・リラTL(テーレーと読む)とクルシュKr。1TL=100Kr。一般的にはトルコ・リラが使用されているが、ホテルなどでは€やUS$で表示しているところも多い。TLはレートの変動が激しい傾向にある。


ホテルでは荷物1個につき100TL程度、サービスを頼む場合も同額、レストランは庶民的な店やサービス料込みの店を除いて合計額の10%を目安に渡そう。タクシーはおつりの小銭を渡し、大きな荷物があれば多めに払おう。


治安は比較的よいが、都市部では観光客を狙った窃盗やスリ、詐欺などに注意。シリア、イラク国境付近は、トルコ軍と反政府武装組織との衝突が継続中で、東部・南東部でも軍事攻撃の可能性があるので注意。

イスタンブールは比較的気候が温暖だが、内陸部は朝晩の気温差が激しい。地方差があるので目的地の気候を確認しよう。
★は移動祝祭日
※祝祭日とイベントは2025年9月〜2026年8月のもの

【祝祭日】
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冬はイスタンブールでも雪が降ることがあるため、セーターやコートを準備したい。降水量も多く、防水性の高い服や滑りにくい靴の準備をするとよい。

山岳地域や内陸部の朝晩は冷えることもあるため、防寒が必要。イスタンブール周辺やエーゲ海沿岸は、5月以降になると気温が上昇するため夏の装いを。

夏は各地域とも暑くなるが、日本とは異なり乾燥した暑さ。保湿クリームや日焼け止めクリームは必須。日中は半袖で過ごせるが、朝晩や冷房対策に羽織るものがあると安心。

秋は、日本の秋の気候と同じか、少し肌寒いイメージで服装を選ぶとよい。朝晩や山岳地域は冷えるため防寒対策をしっかりと。また、雨や雪の対策も行いたい。

キリスト教のビザンチン帝国からイスラム教のオスマン帝国へ。最盛期にアフリカからアジアまで制覇した巨大帝国を生み、近代国家へシフトを遂げたトルコ。各地に貴重な文化遺産をもたらした壮大なトルコの歴史を簡単におさらい。

ローマ帝国のコンスタンティヌス1世がビザンチウムに遷都を行い、名前をコンスタンティノープルに改めた。395年にローマ帝国は東西に分裂し、アナトリアは東ローマ帝国の一部になった。527年のユスティニアヌス帝のときに最盛期を迎え、8世紀にイスラム軍の侵略を受けて徐々に衰退していく。1071年にマラズギルトの戦いでセルジューク朝に敗れトルコ民族が流入し始めた。
西暦270年ごろ〜337年
Constantinus I
ローマ帝国の皇帝として初めてキリスト教を信仰した人物であり、その後のキリスト教の発展と拡大に重大な影響を与えた。

この時代のビザンチン様式の代表建築といえばイスタンブールのアヤソフィア

1077年にルーム・セルジューク朝が成立。また、セルジューク朝のクルチ・アルスラーン1世の時代に首都をアンカラの約250㎞南に位置するコンヤに移動し、13世紀前半にはたいへん繁栄した。現在はメヴレヴィー教団の発祥の地として広く知られており、創始者ルーミーの棺があるメヴラーナ博物館やカラタイ博物館などがある。
西暦1207〜1273年
Celaleddin-i Rumi
神秘主義詩人であり、スーフィズムの重要人物の一人。没後メヴレヴィー教団では同教団の始祖として仰がれていた。

帝国の成立は1299年。オスマン1世がビザンチンの辺境で力を蓄え、1326年にブルサを攻めて首都とする。1453年にはコンスタンティノープルを占領し、ビザンチン帝国を滅亡させた。同年、この都をイスタンブールと改称。その勢いは16世紀のスレイマン大帝の時代に最盛期を迎える。領土は東欧から北アフリカ、西アジアにわたる広大なものであったが、19世紀末から諸国の独立や敗戦により衰退した。
西暦1258〜1326年
Osman I
オスマン帝国の初代皇帝。辺境地域を支配し、ルーム・セルジューク朝から独立を宣言、オスマン帝国を築き上げた。
西暦1494〜1566年
Süleyman I
オスマン帝国の皇帝と、イスラムの最高権威・カリフを兼任。統治期間は46年間と帝国史上最も長く、領地を最大にするなどの功績を残す。

第一次世界大戦にドイツ側についたことで敗戦国になり、国内が混乱に陥るオスマン朝末期。そのさなか、ムスタファ・ケマルが立ち上がり、列強国からの分割・植民地化を革命により防ぎトルコを救った。1923年10月29日にトルコ共和国を成立させ、初代大統領となり、アンカラへ首都を移した。ケマルは現在でも国民に敬愛されており「アタチュルク(トルコの父)」とよばれている。
西暦1881〜1938年
Mustafa Kemal Atatürk
トルコの近代化を推進し、アタチュルク(トルコの父)の称号を贈られた初代大統領。独立戦争と革命を指導したことで知られる。


1985年登録●複合遺産
「妖精の煙突」とよばれるキノコ岩が林立する奇岩地帯、カッパドキア。キリスト教徒が残した洞窟教会やフレスコ画が残る。

1985年登録●文化遺産
13世紀、セルジューク朝時代建造のモスクと病院と墳墓がある。アラベスクの装飾が施された病院の入口は必見。

1985年登録●文化遺産
ローマ帝国~オスマン帝国の首都で、東西交易の交流点だったイスタンブール。歴史的建造物が多く残る旧市街一帯が登録。

1986年登録●文化遺産
紀元前1800年ごろにアナトリアを支配したヒッタイト王国の都城遺跡。丘陵の遺跡からは、粘土板文書が発見され、有名に。

1987年登録●文化遺産
標高2150mの山上に、紀元前1世紀ごろの王墓が残る。地震で落下した巨大神像の頭部が地面に立ち並ぶ光景は圧巻。

1988年登録●複合遺産
パムッカレとは「綿の城」という意味。温泉水が凝結した白い石灰棚の頂上には古代遺跡ヒエラポリスが広がる。

1988年登録●文化遺産
古代都市クサントスは高さ8mの独特の塔墓で有名。レトーンにはレトとアルテミス、アポロンの神殿跡が残る。

1994年登録●文化遺産
黒海沿岸と内陸部を結ぶ交易の場として17〜19世紀に栄えた街。オスマン・トルコ様式の木造民家などの伝統家屋が並ぶ。

1998年登録●文化遺産
神話上の都市と信じられていたトロイは、ドイツ人のシュリーマンによって発掘された。多くの謎を秘め、現在も発掘調査中。

2011年登録●文化遺産
モスクは16世紀に建築家シナンが建造。4つのミナレットをもつ端正なモスクと神学校などがある複合群。エディルネにある。

2012年登録●文化遺産
コンヤ郊外にあり、紀元前8000年の新石器時代の集落跡。現在も発掘中で、出土品はアナトリア文明博物館に展示。

2014年登録●文化遺産
オスマン帝国最初の首都ブルサには、帝国の基盤となる歴史的建造物が残されている。ジュマルクズク村には当時の住宅も。

2014年登録●文化遺産
現在はベルガマとよばれる。ヘレニズム時代、ローマ時代、東ローマ時代、オスマン帝国時代、各時代の文化的景観が残る。

2015年登録●文化遺産
街を取り囲むディヤルバクルの城壁は全長約5.8㎞にも及び、残っているものとしては世界一。城塞としてのたたずまいは圧巻である。

2015年登録●文化遺産
湾岸都市として発展し、ケルススの図書館やハドリアヌス神殿のようなローマ時代の壮大古代遺跡が多く残る。

2016年登録●文化遺産
最盛期には人口10万人、1000を超える教会があったとされる街。13世紀にモンゴルに侵略され、荒廃した。

2017年登録●文化遺産
ローマ時代の紀元前5〜1世紀に繁栄した都市。採石場が近くにあったため、彫像造りが盛んであったとされる。

2018年登録●文化遺産
1996年に発掘された石器時代の遺跡。円環状に並ぶ巨石は歴史上最古の神殿と考えられており、謎が多く残されている。
2021年登録●文化遺産
紀元前6000〜4000年代の間に栄えた、異なる古代都市の遺構が同じ墳丘に積み重なっている遺跡。
2023年登録●文化遺産
古代フリギア王国の首都・ゴルディオンの遺跡。城塞エリアの入口には、紀元前10世紀ごろの鉄器時代に築かれた石積みの門が残る。
2023年登録●文化遺産
13世紀後半から14世紀半ばに建設された5つのモスクで構成。木造多柱式の特徴の例として、石造りの外壁や多柱式建築などがある。
2025年7月に「サルディスとビン・テペのリュディア墳丘群」が新たに登録された。